2017年3月10日金曜日

CentOS6 に Mattermost をインストール

概要

“Mattermost”:http://www.mattermost.org/ は Slack 互換のオープンソースなチャットツールです
今回は CentOS6 のシングル構成のサーバにインストールしてみました

環境

  • CentOS 6.7 Final
  • Mattermost 2.0.0
  • PostgreSQL 9.4.6

インストール

Mattermost は DB に PostgreSQL か MySQL を選択することができます
今回は PostgreSQL を使って動作させてみたいと思います

PostgreSQL のインストール

root で作業を行います

  • yum install http://yum.postgresql.org/9.4/redhat/rhel-6-x86_64/pgdg-redhat94-9.4-1.noarch.rpm
  • yum install postgresql94-server postgresql94-contrib
  • service postgresql-9.4 initdb
  • chkconfig postgresql-9.4 on

PostgreSQL 用の設定ファイルを編集

root で作業を行います

  • vi /var/lib/pgsql/9.4/data/postgresql.conf

#listen_addresses = 'localhost' の部分を必要であれば '*' に変更してください
今回はシングル公正なのでそのままでいきます

  • vi /var/lib/pgsql/9.4/data/pg_hba.conf

PostgreSQL で localhost にアクセスするときにパスワード認証ができるように修正します
以下の diff になるように修正してください

82c82
< host    all             all             127.0.0.1/32            trust
---
> host    all             all             127.0.0.1/32            ident
  • service postgresql-9.4 start

修正できたら PostgreSQL を起動します

Mattermost 用のデータベースの作成

インストールした PostgreSQL にデータベースを作成します

  • sudo -i -u postgres
  • psql

ここでプロンプトが psql になります
データベースとそのデータベースにアクセスするユーザを作成します

  • postgres=# CREATE DATABASE mattermost;
  • postgres=# CREATE USER mmuser WITH PASSWORD ‘mmuser_password’;
  • postgres=# GRANT ALL PRIVILEGES ON DATABASE mattermost to mmuser;

完了したら \q でプロンプトを抜けましょう
psql ユーザもログアウトして OK です

Mattermost のインストール

root で作業を行います

  • cd /var/tmp
  • wget https://github.com/mattermost/platform/releases/download/v2.0.0/mattermost.tar.gz
  • tar zvxf mattermost.tar.gz
  • sudo mv mattermost /opt
  • sudo mkdir -p /opt/mattermost/data
  • sudo useradd -r mattermost -U
  • sudo chown -R mattermost:mattermost /opt/mattermost
  • sudo chmod -R g+w /opt/mattermost
  • cd /opt/mattermost/config
  • sudo vi config.json
    • DriverName": "mysql" -> DriverName": "postgres"
    • "DataSource": "mmuser:mostest@tcp(dockerhost:3306)/mattermost_test?charset=utf8mb4,utf8" -> "DataSource": "postgres://mmuser:mmuser_password@localhost:5432/mattermost?sslmode=disable&connect_timeout=10"

コマンドを並べていますが Mattermost をダウンロードして解凍後、/opt 配下にデプロイしています
デプロイ後必要な設定ファイルを編集して PostgreSQL を使えるようにします

Mattermost の起動

デプロイできたら起動します
起動スクリプトがないので、直接バイナリを実行します

  • cd /opt/mattermost/bin
  • ./platform

これでエラーなく起動すれば OK です
http://servername:8065/ にアクセスして使用するための設定を行います

動作確認

アクセスするとまず E メールアドレスを登録する必要があります
mm_registration_email.png

E メールアドレスを入力して問題なければ、correct を選択して次に進みます
mm_confirm_email.png

チーム名を作成します
このチーム名がチャットルームの名前にもなります
決まったら次に進みます
mm_registration_team.png

チャットルームの URL を決定します
デフォルトではチーム名がそのまま URL になります
問題なければ次に進みます
mm_registration_url.png

登録したメールアドレスに紐づくユーザ名を決定します
ルールにしたがって適当に決めてください
mm_registration_username.png

登録したユーザのパスワードを決定します
mm_registration_password.png

これで初期設定は完了です
あとはチャットルームに移動するのでこれでチャットを始めることができます
mm_start_chat.png

Emoticon もデフォルトでいろいろ使えることができます

最後に

Mattermost をインストールして使えるところまでやってみました
今回は起動スクリプトで実行していないので、停止する場合は Ctrl + c で終了してください
せっかくなので、Hubot とかのボットとも連携してみたいなと思っています

参考サイト

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