概要
“Mattermost”:http://www.mattermost.org/ は Slack 互換のオープンソースなチャットツールです
今回は CentOS6 のシングル構成のサーバにインストールしてみました
環境
- CentOS 6.7 Final
- Mattermost 2.0.0
- PostgreSQL 9.4.6
インストール
Mattermost は DB に PostgreSQL か MySQL を選択することができます
今回は PostgreSQL を使って動作させてみたいと思います
PostgreSQL のインストール
root で作業を行います
yum install http://yum.postgresql.org/9.4/redhat/rhel-6-x86_64/pgdg-redhat94-9.4-1.noarch.rpm
- yum install postgresql94-server postgresql94-contrib
- service postgresql-9.4 initdb
- chkconfig postgresql-9.4 on
PostgreSQL 用の設定ファイルを編集
root で作業を行います
- vi /var/lib/pgsql/9.4/data/postgresql.conf
#listen_addresses = 'localhost'
の部分を必要であれば '*'
に変更してください
今回はシングル公正なのでそのままでいきます
- vi /var/lib/pgsql/9.4/data/pg_hba.conf
PostgreSQL で localhost
にアクセスするときにパスワード認証ができるように修正します
以下の diff になるように修正してください
82c82
< host all all 127.0.0.1/32 trust
---
> host all all 127.0.0.1/32 ident
- service postgresql-9.4 start
修正できたら PostgreSQL を起動します
Mattermost 用のデータベースの作成
インストールした PostgreSQL にデータベースを作成します
- sudo -i -u postgres
- psql
ここでプロンプトが psql になります
データベースとそのデータベースにアクセスするユーザを作成します
- postgres=# CREATE DATABASE mattermost;
- postgres=# CREATE USER mmuser WITH PASSWORD ‘mmuser_password’;
- postgres=# GRANT ALL PRIVILEGES ON DATABASE mattermost to mmuser;
完了したら \q
でプロンプトを抜けましょう
psql ユーザもログアウトして OK です
Mattermost のインストール
root で作業を行います
- cd /var/tmp
wget https://github.com/mattermost/platform/releases/download/v2.0.0/mattermost.tar.gz
- tar zvxf mattermost.tar.gz
- sudo mv mattermost /opt
- sudo mkdir -p /opt/mattermost/data
- sudo useradd -r mattermost -U
- sudo chown -R mattermost:mattermost /opt/mattermost
- sudo chmod -R g+w /opt/mattermost
- cd /opt/mattermost/config
- sudo vi config.json
DriverName": "mysql"
->DriverName": "postgres"
"DataSource": "mmuser:mostest@tcp(dockerhost:3306)/mattermost_test?charset=utf8mb4,utf8"
->"DataSource": "postgres://mmuser:mmuser_password@localhost:5432/mattermost?sslmode=disable&connect_timeout=10"
コマンドを並べていますが Mattermost をダウンロードして解凍後、/opt
配下にデプロイしています
デプロイ後必要な設定ファイルを編集して PostgreSQL を使えるようにします
Mattermost の起動
デプロイできたら起動します
起動スクリプトがないので、直接バイナリを実行します
- cd /opt/mattermost/bin
- ./platform
これでエラーなく起動すれば OK です
http://servername:8065/
にアクセスして使用するための設定を行います
動作確認
アクセスするとまず E メールアドレスを登録する必要があります
E メールアドレスを入力して問題なければ、correct を選択して次に進みます
チーム名を作成します
このチーム名がチャットルームの名前にもなります
決まったら次に進みます
チャットルームの URL を決定します
デフォルトではチーム名がそのまま URL になります
問題なければ次に進みます
登録したメールアドレスに紐づくユーザ名を決定します
ルールにしたがって適当に決めてください
登録したユーザのパスワードを決定します
これで初期設定は完了です
あとはチャットルームに移動するのでこれでチャットを始めることができます
Emoticon もデフォルトでいろいろ使えることができます
最後に
Mattermost をインストールして使えるところまでやってみました
今回は起動スクリプトで実行していないので、停止する場合は Ctrl + c で終了してください
せっかくなので、Hubot とかのボットとも連携してみたいなと思っています
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