概要
GADGET RENESAS が提供する GR-KURUMI を試してみました
ほぼ参考サイトのままなので、スクリーンショットが同じものは省略しちゃっています
環境
- Mac OS X 10.11.3
- GR-KURUMI
- FTDI USBシリアル変換アダプター
- Renesas Web Compiler
Webコンパイラでプロジェクトの作成
http://gadget.renesas.com/ja/index.html にアクセスします
今回はゲストログインで使用します
利用規約の同意画面が表示されるので同意します
はじめにマイコンボードにあったプロジェクトを選択する必要があります
今回は GR-SAKURA 用の「GR-KURUMI_Sketch_V1.12.zip
」を選択してプロジェクトを作成します
プロジェクト名は適当で OK です
プロジェクトが作成できたらコーディングします
Webコンパイラでコーディング
左メニュー内に gr_sketch.cpp があるので以下のように書き換えましょう
#include <Arduino.h>
int led_red = 22;
int led_green = 23;
int led_blue = 24;
int led_pin = 5;
void setup() {
Serial.begin(9600);
Serial.print("Temperature: ");
Serial.println(getTemperature(TEMP_MODE_CELSIUS));
pinMode(led_red, OUTPUT);
pinMode(led_green, OUTPUT);
pinMode(led_blue, OUTPUT);
pinMode(led_pin, OUTPUT);
digitalWrite(led_red, LOW);
digitalWrite(led_green, LOW);
digitalWrite(led_blue, LOW);
digitalWrite(led_pin, LOW);
}
void loop() {
Serial.println("Hello");
digitalWrite(led_red, HIGH);
delay(200);
digitalWrite(led_red, LOW);
digitalWrite(led_green, HIGH);
delay(200);
digitalWrite(led_green, LOW);
digitalWrite(led_blue, HIGH);
delay(200);
digitalWrite(led_blue, LOW);
digitalWrite(led_pin, HIGH);
delay(1000);
digitalWrite(led_pin, LOW);
delay(1000);
}
ほぼデフォルトのままですが、コメントの削除とデジタルピン 5 番を制御するようにしています
デフォルトだとデジタルピン 22, 23, 24 ピンを制御するロジックになっているのですが、これらのピンは GR-SAKURA のボード上に書かれた絵のリボンの部分にある LED を制御するだけなので、普通の GPIO ピンを制御するためのコードを追加しています
書けたら右上の「保存」をクリックし、ちょっと下にある「ビルド実行」をクリックします
デバッグ画面が表示されrビルドが成功すれば OK です
左メニュー内に kurumi_sketch.bin
というファイルができあがっていることを確認してください
右クリックしてダウンロードを選択し、ローカルに保存してください
Kurumi Writerのダウンロード
ダウンロードしたバイナリファイルを GR-KURUMI に書き込みます
書き込みは専用の Writer ソフトを使って行います
Writer は Webコンパイラ上からダウンロードできます
KurumiWriter_Mac.zip を右クリックでダウンロードすれば OK です
ダウンロード後に解凍すると KurumiWriter_Mac というファイルができるので開けば OK です
アプリケーション配下に移動しても OK です
配線
今回は FTDI の USB シリアル変換アダプタを使って Mac と接続します
あと、デジタルピンの 5 番に LED を接続してください
配線の全体は以下の通り
※写真はバイナリをすでに書き込んで動作している写真になります
書き込み
配線し GR-SAKURA と Mac を接続したら Writer を起動します
※あらかじめ Mac への USB シリアル変換ドライバのインストールは行っておいてください
ダウンロードしたバイナリを選択して「Write」すれば基本は OK です
書き込み中はダイアログが表示されます
エラーなく書き込めれば OK です
書き込みが完了すると LED の点滅がはじまると思います
リボン部分の LED だけでなくデジタルピン 5 番に接続した LED も制御できていることを確認してください
最後に
L チカだけですが、GR-SAKURA を試してみました
Arduino 互換で使えることと基本的な I/F (I2C, SPI, PWM, Analog etc…) は揃っているので、ほぼ Arduino と同じように使えると思います
動作に必要な電力も少なく電池一本でもいけるみたいです ( DC 0.9V からいけるみたい)
以下、それ以外で気になったところです
- IDE for GR が Windows でしか動作しないので Mac で開発する場合は Webコンパイラ + Writer が必要
- Webコンパイラは便利だけど、コンパイル -> ダウンロード -> 書き込みの流れが多少面倒ではある
- Writer はシリアルモニタ機能があるので嬉しい
- 他の小型マイコンに比べるとちょっとお高め ( 約 2,200 円 )
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