2017年3月8日水曜日

EAGLE で LED を点灯させる Gerber データを作成してみた

概要

いきなりですが、正しいかどうかはちょっと正直わかりません
とりあえずそれっぽいのを作る方法がわかったのでメモがてらその方法を紹介します
EAGLE で作成した回路が問題ないかどうかってどうやって確認するんだろう

環境

  • Windows 7 64bit
  • EAGLE 7.5.0

EAGLE のインストール

ダウンロードページ から eagle-win64-7.5.0.exe をダウンロードしましょう
サイトが真っ赤で文字が見づらいので注意してください
これはインストーラなのでダウンロードしたら実行してインストールしてください
サイズが 55.8MB と結構大きいです

インストールは特に詰まるところはないと思います

プロジェクトの作成

インストールできたら早速起動しましょう
すべてのプログラムから起動できます

一番はじめに起動するのは Control Panel というビューが起動します
ここで

File -> New -> Project

としてプロジェクトを作成します
try_eagle_creating_project.png

Schematic の作成

プロジェクトが作成できたら次に Schematic (回路図) を作成します
作成したプロジェクトを選択して

File -> New -> Schematic

として作成 Schematic をします
すると別ウィンドウが開くのでここで LED がただ点灯するだけの超シンプルな回路図を作成します

電子部品を配置する

では、回路に必要な部品を配置していきます
まず電源を作成しましょう
電源に必要な部品は 3 つです

  • Add -> pinhead -> PINHD-1X2 -> PINHD-1X2
  • Add -> supply2 -> VCC
  • Add -> supply2 -> GND

この「Add」は左メニューにあるいろんなボタンの中の 1 つです
この Add の中にある数ある部品の中から回路に使いたい部品を選択してバシバシ Schematic に追加していきます
try_eagle_select_parts.png

右クリックでドンドン同じ部品が追加できちゃうので、一個配置したら上部のメニューバーにある「Stop」ボタンを押してください

次に LED を点灯させるための部品を配置していきます
引き続き Add から部品を模索します

  • Add -> rcl -> R-US -> R-US 0204/7
  • Add -> led -> LED -> LED3MM

それぞれ抵抗と LED です
抵抗は左メニューにある Rotate 機能を使って回転させたほうがいいです
抵抗と LED は直接結線して OK です
で、先ほど電源用に追加した VCC と GND をもう一個ずつ追加して結線すれば OK です

とりあえず必要な部品が Schematic 上に乗ってると思うので次にこれらを結線していきます

結線する

結線は左メニュー内の「Wire」というものを使います
電源の用の ピンヘッダと VDD, GND を結線すれば基本は OK なはずです
右クリックでポチポチして結線していきます

で、最終的にこんな感じになれば OK です
try_eagle_sample_schematic.png

左メニュー内に「Name」と「Value」という機能がありこれを使って各部品のラベルやら値やらを若干カスタマイズしています

ボード図の作成

Schematic ができたらボード図を作成します
ボード図はその名の通りプリント基板を書いたデータになります

まず Schematic の上部メニューにある「Generate/switch to board」を探してクリックします
警告が出るのは新規作成の警告なので無視します

なんか真っ暗な画面になると思います
要するに右にある白線で囲まれた四角の中に Schematic で配置した部品を置いていく作業をします

左下の方に部品が小さく固まっているので左メニューにある「Move」を使って四角の枠の中に移動していきます
ここに配置したものがそのままプリント基板になると言ってもいいです
で、この配置のルールはないので完全にセンスになります

で適当に配置して四角の枠も Move で小さくしたら必殺のオートルータを実行します
左メニューにある「Autorouter」をクリックしましょう
ダイアログが表示されていろいろとパラメータを設定できますが気にせず Continue しましょう
try_eagle_autorouter.png

で、Start -> Evaluate とすると黄色かった線が赤と青になると思います

で以下のようになれば OK です (それっぽくなりました)
try_eagle_board_fig.png

あとは適当にドリルとかの場所を決めています
ドリルも左メニューにある「Hole」から作成できます

Gerber データの作成

ここまでくればもう少しです
Gerber データは各社が提供する cam ファイルというデータを元にして作成するのが良いっぽいです
今回はスイッチサイエンスが提供する cam ファイルを元に Gerber データを作成してみます

をダウンロードしましょう

そしたらボード図から

File -> CAM Processor

を開きます
開いたダイアログ内で再び

File -> Open -> Job

として先ほどダウンロードした cam ファイルを選択します

であとは気にせず「Process Job」をクリックすればプロジェクト配下のディレクトリに Gerber データ用のファイルがたくさん出来ているので、必要なやつを Zip にしてプリント基板の製造会社に渡せば OK です

最後に

Eagle とかガチで使っている人は簡単にやってしまうんだろうなと思います
自分がちょろっと勉強した感じだと全体的な流れは

  1. 部品を配置
  2. 部品がなければ自分で作成
  3. 部品同士をワイヤで結線
  4. ボード図でオートルータ
  5. 微調整
  6. Camファイルを元に CamProcessor で作成

的な感じかなと
で、1. が一番大変だなと感じました
あの中から適切なやつを探しだすのは職人芸レベルじゃないと無理だろと、、、
EAGLE 自体、他にもたくさんの機能があるのでもっといろんなことが設定、作成できるので興味がある人は書籍を読むのがいいような気がします
あとは参考サイトに記載したリンク集を一通りやってもいいかなと思います

GUI で操作するツールを紹介するのはスクリーンショットがわかりづらいですね、すいません、、、

参考サイト

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