概要
過去にサポート材の挙動について確認しました
経験からサポート材をうまく剥がせるように設定するためのポイントがある程度まとまったので紹介します
環境
- macOS 10.15.3
- QIDI Print
- X-Smart
ポイント
- ちゃんとサポートできているか、崩れないか
- 剥がれやすい距離/密度になっているか
サポートライン幅
0.26mm
0.4 mm ノズルの 70% がこの値
サポートパターン
トライアングル or グリッド
斜めに印刷する場合はトライアングルが良さそう
サポート Z 距離
0.25 or 0.3 mm
できれば 0.3mm で攻めたい
オーバハングの角度がきつい場合は 0.2 mm にするのも手だが剥がしづらくなる
大きければ大きいほど剥がれやすくなる分印刷が崩れる可能性が上がる
サポート密度
8%, 10%, 15% あたり
ポイントは細かい部分がちゃんとサポートできているか
サポートする範囲が大きい部分しかない場合は 8% で OK
サポートする範囲が小さい部分がある場合は 8% だとサポートが少なくなり崩れる可能性が高くなる
小さい部分を優先して決めること
ただ 15% を超えた場合にサポート Z 距離が 0.25 mm 以下だとだいぶ剥がしづらく印象
サポートウォールライン数
0
いらない
ウォールラインと印刷物がくっついて剥がれない
サポートインタフェース
なし
いらない
サポートインタフェースと印刷物がくっついて剥がれない
プリントする前にかならずスライサでサポートの状態を確認しておくこと
パラメータを変更しては逐一確認すること
そしてフィラメントの消費量/時間、サポートの効率性/剥がれやすさのトレードオフの一番良いところを自力で探す
最後に
正直ベストな設定は造形物ごとにあると思っています
その中でポイントとなる「サポート強度」と「剥がれやすさ」のトレードオフを見つける感じかなと思います
見つけるにあたって個人的に設定が重要だと思っている項目が上記かなという感じです
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