2017年1月18日水曜日

サクッと Jenkins Blue Ocean を試す方法

概要

「Jenkins の Blue Ocean が登場したので触ってみたい」と思ってインストールしようとしてみたが、Maven が必要で、Maven をインストールしてみたが、ダウンロードがひたすら長いし、途中でエラーになってインストールできない、、、
なんて場合にサクッと UI を触れる方法を紹介します
Docker を使うので Docker よくわからんという人は「サクッ」にはならないかもしれません、、、 

環境

  • Mac OS X 10.11.6
  • Docker for Mac 1.12.0-beta21
  • Jenkins 2.6
  • Blue Ocean (Built at 27th May 2016 06:35 PM master 24c104c)

イメージのダウンロード

  • docker pull jenkinsci/blueocean

blueocean のイメージがかなり大きいのでダウンロードに時間がかかります
自分が試した環境だと 1 時間くらいかかりました

コンテナの起動

  • docker run -p 8080:8080 jenkinsci/blueocean
  • docker ps -a
CONTAINER ID        IMAGE                 COMMAND                  CREATED             STATUS              PORTS                               NAMES
70e39a00dc24        jenkinsci/blueocean   "/bin/tini -- /usr/lo"   43 minutes ago      Up 24 minutes       0.0.0.0:8080->8080/tcp, 50000/tcp   pedantic_morse

ここはサクッと起動します
起動したコンテナ ID は「70e39a00dc24」とします

アクセスしてみる

http://localhost:8080/ にアクセスします
とりあえず Jenkins のセットアップをする必要があります

まずテンポラリパスワードを取得します
先ほどとは別のターミナルで以下を実行してテンポラリパスワードを取得します

  • docker exec -it 70e39a00dc24 bash
  • cat /var/jenkins_home/secrets/initialAdminPassword

入力できたらあとは「Install suggedsted plugins」を設定して「Create First Admin User」を適当に設定すれば OK です

そのままログインできたら、とりあえず 1 つジョブを作成してください
そしてジョブができたら http://localhost:8080/blue にアクセスします

すると Blue Ocean の UI を確認することができます

try_jenkins_blueocean_ui.png

あとは触ってみるだけです

触ってみた感想

箇条書きですが残しておきます
うまく動かなかった点などは自分の触ったバージョンが古いという可能性もあります

  • ビルドログのダウンロードができる
  • ビルドの編集はできない、あくまでも見るだけ
  • New Pipeline をクリックするといつもの Jenkins の作成画面に飛ばされる
  • Jenkins のトップ画面から blueocean へのリンクがほしい、逆に blueocean から普通の Jenkins へのリンクがほしい
  • All のビューを表示しているだけか
  • ユーザを新しく作成しても、そのユーザが作成したジョブだけを確認することができない、あくまでも All のビューにあるジョブを表示してくれるだけ
  • Pipeline ジョブを作成するとジョブを確認したときに stage ごとにわかりやすく表示してくれる
  • 基本的には Pipeline ジョブを見やすくしてくれるプラグインっぽい

最後に

とりあえず Blue Ocean を触る方法を紹介しました
Maven を使って自分のサーバなどに頑張ってインストールしようとしているができない方におすすめです

また、絶賛開発中のサブプロジェクトなのでこれからいろいろと変更があるかもしれません

それでも Pipeline ジョブに特化したものにはなりそうなので、今からでも既存のジョブを Pipeline ジョブに変更しておくとかはやっておいたほうがいいかもしれません

参考サイト

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