概要
過去に VM を VirtualBox の NAT アダプタを使ってインターネットに接続する方法を紹介しました
ゲスト OS はこれまで使用してきた CenOS6 を使用します
使用している CentOS は minimal インストールしたので、当然ですが、VMware Tools はインストールされていません
環境
- VirtualBox 5.1.10
- ESXi 6.0 update 2
- Windows7 Enterprise バージョン 6.1
- Intel Core i5-5300U CPU @ 2.30GHz
- メモリ 10GB
- ストレージ 120GB (SSD)
- CentOS 6.8 i386 (32bit)
- VMware Tools 10.0.6
VMware Tools のインストールディスクをマウントする
Web Client で VM の設定を開き「アクション」から「ゲスト OS」で「VMware Tools のインストール」を選択します
上記作業は VM を指定した状態で実施してください
この操作を行うと自動で VM が起動します
インストール作業
では、ログインして作業をしていきます
VM の設定は事前に済ませておいてください
条件としてはインターネットに接続できれば良いので NAT アダプタから作成したポートグループが接続されていれば OK です
ifcfg 等の設定も済ませておいてください
そのあたりも過去の記事を参考にすると良いと思います
perl のインストール
VMware Tools のインストールには perl が必要になります
今回は minimal の CentOS なのでデフォルトで perl がインストールされていません
なので、yum を使って perl をインストールします
- yum -y update
- yum -y install perl perl-devel
プロキシが必要な場合は以下を設定してください
echo 'proxy=http://your.proxy-server.me:8080' >> /etc/yum.conf
コンパイルとインストール
- mkdir /mnt/cdrom
- mount -r /dev/cdrom /mnt/cdrom/
- cd /tmp
- cp /mnt/cdrom/VMwareTools-10.0.6-3560309.tar.gz .
- tar zvxf VMwareTools-10.0.6-3560309.tar.gz
- cd vmware-tools-distrib/
- ./vmware-install.pl
いろいろと質問されますが基本は全部 Enter で OK です
インストールするパスなどを設定できるので、デフォルトが嫌であれば好きなパスを設定してください
動作確認
インストールが完了するとすでにデーモンとして起動しています
- vmware-toolbox-cmd -v
10.0.6.54238 (build-3560309)
という感じでバージョンが表示されます
あとは Web Client で確認すると「全般情報」の部分にマシンの情報が表示されるようになっていると思います
最後に
VirtualBox 上の ESXi に作成した VM に VMware Tools をインストールしてみました
perl が必要だったので yum でインストールしましたが、yum をするためにインターネットに接続する必要があるので、その事前作業が必要です
これで VM に対してできることも結構増えたので更にいじっていきたいと思っています
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