概要
ESXi に SSH する方法を紹介します
なんだかんだ SSH してログをみたりできると便利なので有効にしておくと後々幸せになるかもしれません
環境
- VirtualBox 5.1.10
- ESXi 5.5 update3
- Windows7 Enterprise バージョン 6.1
設定方法
設定は ESXi を起動したターミナル上で行います
まず ESXi を起動して以下の画面にしてください
この画面でまずは「F2」を押します
カーソルのフォーカスはターミナルの画面内においてください
するとログイン画面になるので ESXi に設定した root ユーザでログインしてください
「System Customization」の画面の「Troubleshooting Options」を選択します
その中に「Enable SSH」という項目があるのでここで Enter をクリックします
すると右ペインの表示が「SSH is Enabled」となります
一旦ここで ESXi を再起動しましょう
初めの画面に戻って「F12」で再起動することができます
動作確認
再起動したら動作確認します
今回は teraterm で行いました
今回の設定だと認証にチャレンジレスポン認証を使用する必要があるためです
ユーザ名を入れて「チャレンジレスポンス認証を使う」にチェックします
するとパスワード入力ダイアログが表示されるので ESXi の root ユーザのパスワードを入力します
成功すると以下のようにプロンプトが表示されます
hostname や who を実行した結果は以下の通りです
ではログを見てみましょう
ESXi 上で起動している VM のログは以下のパスで確認することができます
cd /vmfs/volumes/5847e5aa-e694a813-49e8-0800276adbc5/
cd VMware\ vCenter\ Server\ Appliance/
tail vmware.log
5847e5aa-e694a813-49e8-0800276adbc5 の部分は VM が乗っているデータストア固有の ID になるので各自の環境に合わせてください
その配下の VM 名配下に vmware.log
というファイルがあるので、これに各 VM で行われた操作やイベントの詳細なログが記録されます
最後に
ESXi に SSH して主要なログを見る方法を紹介してみました
実際 SSH できると ESXi の挙動や仕組みを更に知ることができるので勉強にはなると思います
ただ、vSphere Client などで見るとわかるのですが、SSH が有効になっていると警告みたいなのが表示されます
当然ですが、セキュリティとしてはあまりよろしくないのでできれば vSphere Client で見れる範囲でオペレーションできるほうが望ましいと思います
とは言え SSH できたほうが便利なのは便利です
0 件のコメント:
コメントを投稿