概要
Apple から証明書の期限切れメールが来た際に行う更新作業の流れを備忘録として残りしておきます
環境
- macOS 10.12.4
- Xcode 8.3.2
- Apple Developer (2017/05/22 時点)
CSR 作成
- キーチェーンアクセスを開く
- 左メニューから キーチェーンアクセス
- 証明書アシスタント
- 認証局に証明書を要求を選択
入力情報は以下の通り
- ユーザのメールアドレス -> DeveloperProgram に登録しているメールアドレス
- 通称 -> 何でもOK
- CAのメールアドレス -> 空でOK
- ディスクに保存にチェック
- 鍵ペア情報を指定にチェック
保存先を選択
- 鍵のサイズ -> 2048ビット
- アルゴリズム -> RSA
で OK
Apple Developer に証明書を作成する
- DeveloperCenter にアクセス
- 証明書管理画面に移動
- Certificates を選択し右上の「+」を選択
- iOS App Development/App Store and Ad Hoc
- Continue
- Continue
- Chooes File
- 先ほど作成した CSR を選択
- Continue
- Done
証明書は Development 用 (iOS App Development) と Distribution 用 (App Store and Ad Hoc) を作成します
証明書は作成できたらローカルマシンに保存しましょう
そしてクリックしてキーチェーンアクセスに登録しておきます
Apple Developer のプロビジョニングプロファイルを編集する
- DeveloperCenter にアクセス
- プロビジョニングプロファイル管理画面に移動
- 既存のプロビジョニングプロファイルを選択
- Edit
- Certificates に先ほど作成した Distribution 用の証明書を選択
- Generated
- Done
存在するプロビジョニングプロファイル分編集しましょう
ここまで完了すれば更新作業は完了です
Tips
期限切れになった証明書は心配であれば期限切れ後に削除しましょう
キーチェーンアクセスに登録した証明書も同様です
キーチェーンアクセスに登録した証明書から p12 ファイルを書き出しておくと後々嬉しいかもしれません
別の Mac で開発する場合に必要になります
1 台の Mac で開発しているのであれば不要です
また更新後は特に Apple から完了の連絡は来ません
期限切れの通知はしてくれるのですが、更新完了はないようです
最後に
現段階での更新手順は以上です
仕組み的に大きく変わらないのであれば、今後もこの流れで更新できると思います
Apple Developer の管理画面がちょくちょく変わる可能性がありそうだったのでスクリーンショットはあえて掲載しないようにしました
たぶん証明書の更新に影響するのは公開用のアプリのビルドとプッシュ通知だけになるので、すでに公開しているアプリが動かなくなるということはおそらくないと思います
なので、プッシュ通知を使っていないのであれば更新しないくても OK なのかなと思います
自分はプッシュ通知は使っていませんが更新するようにしていますが
上記の手順は「iOS Distribution」の証明書の更新手順です
返信削除プッシュ通知の証明書の更新の場合は上記の方法ではなく「App IDs」から対象のアプリに ID を選択して「Push Notifications」から CSR をアップロードして更新してください
すると Certificates の一覧に新しいプッシュ通知用の証明書が登録されます
また必要であれば、証明書から p12 ファイルを作成して Firebase に登録する必要があります
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