Ubuntu 20 から 24 にアップグレードする手順

• 概要
• 環境
• 流れ
• 手順
• トラブルシューティング
• 最後に

概要

可能な限りインタラクティブな応答をなくしながらアップグレードする方法を紹介します
どうしても 20 -> 22 -> 24 というパスが必要になります

環境

• Ubuntu 20.04

流れ

• パッケージの最新化 (再起動
• 22 アップグレード (再起動
• 24 アップグレード (再起動

という感じで最低でも3回再起動が必要です

手順

まずは 20 -> 22 に上げます

先にすべてのパッケージをアップグレードします
サービスの再起動や設定ファイルの上書きなどインタラクティブに聞いてくる項目をすべてスルーする設定をいろいろ入れています
どうしてもここで一度再起動が走ります

apt -y update
cat << 'EOF' > /etc/needrestart/conf.d/99_restart.conf
$nrconf{kernelhints} = '0';
$nrconf{restart} = 'a';
EOF
DEBIAN_FRONTEND=noninteractive apt -y -o Dpkg::Options::="--force-confdef" -o Dpkg::Options::="--force-confold" upgrade
sudo reboot -h now

そしてアップグレードします
これで 20 -> 22 になります
22 後も再起動する必要があります

do-release-upgrade -f DistUpgradeViewNonInteractive
sudo reboot -h now

更に 22 -> 24 にします

do-release-upgrade -f DistUpgradeViewNonInteractive
sudo reboot -h now

最後はアップグレード後に更新したほうがいいです
自分の環境では /var/run/reboot-required が生成されていたためです

トラブルシューティング

No candidate ver: linux-modules-extra-5.15.0-92-geenric というエラーが出る場合は /boot 領域を空けましょう
apt -y autoremove やそれでもダメなら使っていない古いカーネルモジュールがある場合があるのでそのファイルを削除して何とか /boot 領域を空けましょう

最後に

全部でだいたい20分ほどで完了しました