2024年10月12日土曜日

QIDI X-Smart のノズル交換手順

QIDI X-Smart のノズル交換手順

概要

購入から4年ほどたちノズルがよく詰まるようになったので交換してみました

環境

  • QIDI X-Smart
  • 六角ドライバ 2mm、2.5mm
  • 付属の交換セット (レンチ、サポート用ネジ、交換用ノズル)

カバーを外す

2mm の六角ドライバを使います

上にネジが一つあるので外します

あとは上に上げればカバーが取れます
平らなケーブルとつながっておりそこに引っ掛かるかもしれないので気をつけます

モーター部分を外す

2.5mm の六角ドライバを使います

後ろ部分に二箇所ネジがあるので外します

ネジが外れるとこんな感じであとは上からモーターがスポっと取れます

モーターに電力を供給する平らなケーブルがあるので外します
ケーブルの左右に固定しているボタンがあるのでこれを押しながらゆっくり抜けば OK です
入れるときは差し込むだけで OK です

ノズルを外す

ノズル部分を外していきます
支え用のネジとレンチを使っていきます

支え用のネジを取り付けてレンチで回していきます
4年も交換してなかったのでかなり固くなっているので大変でした
最初はトンカチで衝撃を加えて回していきました
ある程度トンカチで緩めたらあとは支え用のネジとレンチを逆方向(ネジは時計回り、ノズルのレンチは反時計回り)に回しながら外せば OK です

ここが一番大変だと思います

ノズルの交換と掃除

最後までレンチで緩めるとノズルが外れます

ノズルのプラスチック部分も抜けにくくなっているのでペンチでテコを使いつつ抜くと簡単です

ノズル部分もフィラメントの焦げがありかなり汚れています
またプラスチックのノズル部分は中に焦げがたまっている状態でした
さらにその焦げのせいで溶けてないフィラメントもつまっていました

今回はこのプラスチック部分だけ交換します

つまりがないかチェック

ちょっとわかりにくいですがフィラメントが写真のように貫通する状態にならないとどこかしらでフィラメントが詰まっていることになります
自分は内部に折れたフィラメントが詰まっている状態になってしまっていたのでフィラメントを手動で挿管して上から押して詰まっているフィラメントを外しました

手動で挿管する場合はバネのような挿管パーツがありそれを使って挿管する必要があるので注意しましょう

無事モーターの挿入口から排出口までフィラメントが通れば完了です

最後に、教訓

今回フィラメントが詰まった原因は以下でした

  • ノズルのプラスチック部分に焦げがたまりプラスチック部分にフィラメントがつまった
  • モーター内部にも折れたフィラメントがつまりフィラメントを挿管できない状態になっていた

これの特に「折れたフィラメント」というのがポイントでフィラメントは湿度に弱く水分を含むと簡単に折れる状態になってしまいます
今回自分はその非常に折れやすくなったフィラメントを使ってプリントしてしまいノズルを詰まらせてしまいました

極論を言うと折れやすいフィラメントは絶対に3Dプリンタで使ってはいけません
折れやすいフィラメントかどうか判断する材料として以下があります

  • フィラメントをセットするときに「パキパキ」と音を立てながら挿管されている
  • セット時にフィラメントが出るか確認する際につながってフィラメントが排出されずに水のようにポタポタと落ちてくる
  • プリント中にフィラメントが折れて終了してしまう

このような現象が確認できる場合にはそのフィラメントは使わないようにしましょう
自分はそうだったのですが細かく折れたフィラメントがモーター内部にかなり溜まっており最悪故障につながるところでした

一応折れやすくなったフィラメントを復活させる方法はあるらしいのですが結局詰まる可能性もあるので素直に新しいものを買うのがいいかなと思います

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