2017年2月21日火曜日

Fastly 使ってみた

概要

CDN サービスである Fastly を使ってみました
バックエンドに HTTP サーバをおいてその HTTP サーバ上にあるコンテンツを Fastly 経由で配信する方法を紹介します

環境

  • Fastly 2017/02/14 時点
  • Apache Httpd 2.2.15

アカウントの登録

執筆時、現在無料で試せるトライアルがあるのでそれを使わせて頂きます
https://www.fastly.com/ から「START A FREE TRIAL」で登録できます
個人情報 (名前、メールアドレス、社名、電話番号) を入力すればアカウントを作成できます
登録したメールアドレスに確認用のメールが来るのでそこに記載されている URL をクリックすれば登録完了です

サービスを作成する

アカウント取得後に Fastly の画面にログインするとサービスをセットアップする画面になります
CDN としてコンテンツを配信するドメインとバックエンドにおく HTTP サーバの IP アドレスを入力します
first_fastly1.png

ドメインはとりあえず仮で入力して OK です
入力したドメインを元に Fastly が専用のドメインを割り振ってくれるのでそれを使うことができます

次に機能の追加画面になります
何も追加しないでもとりあえず使えるので特に追加せず「CONTINUE」を選択します
first_fastly2.png

これでサービスの作成は完了です
Go live の「VIEW YOUR DASHBOARD」を選択しましょう
first_fastly3.png

バックエンドの HTTP サーバの準備

何でも OK です
今回は CentOS 上に httpd を立てています
DocumentRoot にコンテンツを配置して完了です

VPS やクラウド完了でファイアウォールを設定している場合は Fastly の IP からの許可をしておいてください
Fastly からアクセスされる可能性のある IP は以下の URL で確認することができます
https://api.fastly.com/public-ip-list

動作確認

では動作確認します
先程説明した Fastly が勝手に振ってくれる CDN 用のドメインは「CONFIGURE」->「EDIT CONFIGURATION」->「DOMAINS」の Test domains で確認できます
first_fastly4.png

おそらくユーザ共通で「global.prod.fastly.net」をサフィックスに設定しているだけなので、そのドメインにアクセスしてみましょう

これで先程 HTTP サーバに配置したロゴが表示されると思います

purge 機能を試してみる

さらに今回は purge という機能を試してみます
これは所謂キャッシュを削除する機能です
例えば先程の画像を同じ名前で違うファイルに変更してみます

おそらくこの状態で先程の URL にアクセスしても同じロゴが表示されると思います
同じロゴが表示されている状態で purge してみます

{"status": "ok", "id": "337-1486405195-145224"}

そして再度 URL にアクセスすると同じ URL で別の画像が表示されるようになると思います

最後に

Fastly を試してみました
ついでにキャッシュを削除する purge 機能も試してみました

使う分には非常に簡単に使えます
CDN 用のドメインも振ってくれる特にドメインを気にしない場合はそのまま使えるのが嬉しい点です
独自のドメインを振る場合もたぶん CNAME を設定するだけだろうなと思います (が、試していないのでもしかしたら Fastly 側で設定できる方法があるかもです)

※今回初回したサービスと URL はすでに削除しているのでアクセスできない状態になっています

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