概要
Arduino Pro mini は通常のピン配列だけでアナログピンを 4 つ制御することができます (A0 から A3)
実は基板上ではアナログピン 4 番から 7 番まで制御することができるスルーホールがありここにピンヘッダを取り付けることでアナログピンとして使用することができます
今回はヘッダピンをハンダ付けしてアナログピンの 4 から 7 番を使ってみました
環境
- Mac OS X 10.12
- Arduino IDE 1.6.12
- Arduino Pro mini (5V, 16Hz)
ヘッダピンのハンダ
まずはヘッダピンをハンダ付けしていきます
必要になるヘッダピンは 2 x 1 のヘッダピンが 2 セット必要になります
これを通常のピン配列よりも中にある 4 つのスルーホールにハンダ付します
ハンダ付けは長いヘッダが上に来るようにハンダ付けします
完成するとこんな感じです
ブレッドボードには刺さずジャンパケーブルのメス側を追加したヘッダピンに挿すことになります
配線
動作確認のための配線です
今回はセンサ等でアナログ値を取得せず単純にスイッチが ON になった値 (1023) をアナログ値で取得してみたいと思います
追加したヘッダピンにはジャンパケーブルオス x メスを挿してください
先ほども記載しましたがブレッドボード上には刺さっていないのでメスピンを挿す必要があります
ちなみに追加したアナログピンの配列は写真向かって左から A6, A7, A4, A5 という順番になっています
スケッチ
アナログピンを読み込むだけの簡単なスケッチです
ピン番号を 4 から 7 番に変更して動作確認していきます
void setup() {
Serial.begin(9600);
}
void loop() {
int val = analogRead(4);
Serial.println(val);
delay(1000);
}
動作確認
では、スケッチを書き込んで動作確認してみましょう
スイッチを押すと 1023 が読み取れるのが確認できると思います
最後に
Arduino Pro mini のアナログピン 4 番以降を制御してみました
ピンヘッダさえ挿してしまえば普通に使えます
ただ、ポイントとしてはジャンパケーブルのメス側を挿す必要があるので、ない場合は準備する必要があります
Arduino UNO とかはデフォルトだとアナログピンが 6 ピンしか使えないので、そう考えると小型で安価な Arduino Pro mini はすごいと思います
あえてデメリットを言うなら、FTDI の USB シリアル変換アダプタがスケッチの書き込みに必要なくらいでしょうか
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