2016年10月28日金曜日

miniUSB 版の FTDI232 を Arduino Pro mini で使ってみた

概要

FTDI232 はシリアル変換用の USB アダプタです
主にシリアル通信を使ってプログラムを書き込んだり、マイコンにコマンドを write/read するときに使います
いつもはスイッチサイエンスさんの microUSB の FTDI USBシリアル変換アダプター(5V/3.3V切り替え機能付き) を使っていたのですがこれだと結構な値段もするので複数買うのを拒んでいました
miniUSB で使える安いやつを見つけたので今回それを使ってみました

環境

始める前に

気づいたのですが、今回購入した変換アダプタはオスピンのヘッダピンがデフォルトでハンダされています
これはこれでいいのですが、Arduino Pro mini 側もオスピンなので接続ができません
なので、メス - メスの接続コネクタを作成する必要があったので、ジャンパケーブルを切断して自作しました

とりあえずジャンパケーブルをぶった切って銅線を剥き出しにします
ftdi232_miniusb_connect1.jpg

それをセットにしてねじって結合します
ftdi232_miniusb_connect2.jpg

でハンダ付けして固定します
汚いですが、OK です
ftdi232_miniusb_connect3.jpg

あとは絶縁テープを巻いて完了です
ftdi232_miniusb_connect4.jpg

これを使って FTDI232 と Arduino Pro mini を接続してシリアル通信させます

接続

では、接続します
配線時の向きだけ気をつけてください
VCC や TX, RX がちゃんと合うように配線しましょう
以下のようになりました
固定するためにテープを巻いています
ftdi232_miniusb_connect5.jpg

あとは miniUSB ケーブルを接続して Arduino Pro mini とも接続します
向きに注意
ftdi232_miniusb_connect6.jpg

PC と接続

では PC と接続しましょう
FTDI 上の LED と Arduino Pro mini の LED が光れば OK です
ftdi232_miniusb_connect7.jpg

FTDI のドライバは事前にインストールされていたので特にインストールしないでも認識してくれました
Arduino IDE 上では以下のように表示されました
ftdi232_miniusb_connect8.png

試し手にスケッチの例にある Blink を書き込んで見ましたが問題なく書き込めました
Arduino Pro mini 上のLED も問題なく点滅しました

最後に

miniUSB 版の FTDI232 USB 変換アダプタを使ってみました
特に問題なく想定どおりに動いてくれました
今回購入したアダプタのほうが値段的にかなり安いので、miniUSB をお持ちの方はこちらをおすすめします

ただ、メスメスのピンソケットを準備する必要があるので、その点は注意です
今回は自作しましたが、短すぎかつ、長さがバラバラだったので、ちょっと使いづらい感じになってしまったのは反省点です

オスメスのピンソケットを購入してそれをつなげてもいいと思います

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