2016年11月30日水曜日

RaspberryPi Zero を Samba サーバとして構築してみる

概要

RaspberryPi Zero に USB の外付け HDD を接続してマウントし、そのボリュームを Samba で NAS として公開することでネットワークストレージを作成してみます
動作確認は Mac を使って RaspberryPi 上の領域を覗いてみます

環境

  • RaspberryPi Zero (Jessie 8.0)
  • Samba 4.2.10
  • Mac OS X 10.12.1 (動作確認)

外付け HDD をマウント

まずは RaspberryPi Zero に外付け HDD をマウントします
とりあえず素直に USB で接続しましょう
RaspberryPi Zero には USB3.0 端子がないので、microUSB から変換して接続しました
もちろん microUSB で使える外付け HDD であればそのまま接続すれば OK です
今回は exFAT の HDD をマウントしました
exFAT の HDD をマウントする手順は前回の記事を参考にしてください

Samba インストール

素直にインストールします

  • sudo apt-get -y update
  • sudo apt-get -y install samba

で完了です
インストールできたバージョンは冒頭に記載のバージョンになります

Samba 用のユーザの作成

接続用のユーザを作成します

sudo smbpasswd -a pi

好きなパスワードを設定して完了です
この「pi」ユーザは samba 用の接続ユーザになるので、SSH でログインするユーザとは別になるのでご注意ください

設定ファイルの編集

マウントして外付け HDD を samba のマウント先として設定します

  • sudo vim /etc/samba/smb.conf
[pi]
path = /mnt/hdd1
read only = No
guest ok = Yes
force user = pi

を一番下に追記すれば OK です
で設定したら smbd を restart しましょう

  • sudo service smbd restart

動作確認

今回は Mac から動作確認します
Finder を開いて「移動」->「サーバへ接続」を選択します

すると接続のダイアログが表示されるので

smb://raspberrypizero.local/pi

rpi_samba_with_mac_input_path.png

みたいな感じで入力してください
ホスト名の部分は avahi が RaspberryPi 上で動作していれば上記でいけるはずです
もちろん IP アドレスでも OK です
「/pi」の部分は smb.conf で設定したセクション名「[pi]」になります
なのでこの部分を書き換えた場合は Finder でマウントする際のパスも変更してください

認証用のダイアログが表示されるので認証しましょう
ここで入力するパスワードは smbpasswd で作成したユーザとパスワードを入力してください

問題なく接続できれば RaspberryPi Zero に接続した外付け HDD の内容が確認できると思います
ディレクトリを作成したりすればすぐに反映されるのが確認できると思います

最後に

RaspberryPi Zero に USB の外付け HDD を接続してネットワークストレージ化してみました
今回はメジャーな samba を使いました

結構簡単にできるので RaspberryPi が自宅で動かせる人にはおすすめです

ただ、このままだと少しつまらないので次は

  • グローバルからマウントできるようにする
  • Chromecast と連携する

あたりをやってみたいなと思っています

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