概要
Vue.js は「ユーザーインターフェイスを構築するためのプログレッシブフレームワーク」らしいです
何ができるかもさっぱりわからなかったのでとりあえず動かしてみました
また本記事は公式のチュートリアルの内容をメインに進めます
環境
- macOS 10.14.1
- Chrome 70.0.3538.102
- Vue.js 2.5.17
とりあえず動かしてみる
HTML ファイル一つで動かすことができます
- vim index.html
<html>
<head>
<script src="https://cdn.jsdelivr.net/npm/vue"></script>
</head>
<body>
<div id="msg">
{{ message }}
</div>
<script>
var app = new Vue({
el: '#msg',
data: {
message: 'Hello'
}
})
</script>
</body>
</html>
あとはブラウザで HTML ファイルを開けば OK です
- open index.html
Vue インスタンスを生成することで DOM のレンダリングやイベントハンドリングを行うことができるようです
属性に対して値をバインドする
先程はタグ内のテキスト情報をテンプレートで展開しましたが属性に対しても値を展開 (バインド) できます
- vim index.html
<html>
<head>
<script src="https://cdn.jsdelivr.net/npm/vue"></script>
</head>
<body>
<div id="msg">
<span v-bind:title="message">
Hover your mouse over me for a few seconds
to see my dynamically bound title!
</span>
</div>
<script>
var app = new Vue({
el: '#msg',
data: {
message: 'You loaded this page on ' + new Date().toLocaleString()
}
})
</script>
</body>
</html>
span タグの title 属性に対して日付を表示するメッセージを設定しています
title 属性はツールチップを表示するための属性です
v-bind
は Vue.js が提供するディレクティブという機能で v-
から始まります
Vue インスタンス内で定義した message プロパティを参照しています
条件分岐でタグの表示/非表示
v-if
ディレクティブを使うとプロパティの値が true/false かどうかによってそのタグ情報を表示するかしないかハンドリングすることができます
- vim index.html
<html>
<head>
<script src="https://cdn.jsdelivr.net/npm/vue"></script>
</head>
<body>
<div id="msg">
<span v-if="seen">Now you see me</span>
</div>
<script>
var app = new Vue({
el: '#msg',
data: {
seen: false
}
})
</script>
</body>
</html>
消えたタグは hidden などで非表示にしているわけではなく DOM 自体から消えているようです
ループ
ループさせるためのディレクティブもあります
v-for
を使います
- vim index.html
<html>
<head>
<script src="https://cdn.jsdelivr.net/npm/vue"></script>
</head>
<body>
<div id="msg">
<ol>
<li v-for="todo in todos">
{{ todo.text }}
</li>
</ol>
</div>
<script>
var app = new Vue({
el: '#msg',
data: {
todos: [
{ text: 'aaa' },
{ text: 'bbb' },
{ text: 'ccc' }
]
}
})
</script>
</body>
</html>
v-for="todo in todos"
こんな感じで in を使ってプロパティで宣言した todos プロパティをループさせることができます
todos プロパティは配列で定義しているのがポイントです
またコンソールを表示して app4.todos.push({ text: 'New item' })
と入力するとリストが増えることが確認できます
クリック時のイベントをハンドリングする
v-on
ディレクティブを使います
値に関数名を指定することでクリック時のその関数を呼び出すことができます
関数は Vue インスタンス生成時に指定します
- vim index.html
<html>
<head>
<script src="https://cdn.jsdelivr.net/npm/vue"></script>
</head>
<body>
<div id="msg">
<p>{{ message }}</p>
<button v-on:click="say">say</button>
</div>
<script>
var app = new Vue({
el: '#msg',
data: {
message: 'Hello'
},
methods: {
say: function() {
this.message = 'World'
}
}
})
</script>
</body>
</html>
methods
プロパティ内に呼び出す関数を定義します
今回の場合はボタンをクリックすると message プロパティの内容を World に変更する処理を実装しています
this で Vue インスタンス自体を参照できます
jQuery のように id などを参照してクリックイベントをハンドリングする必要がないです
input タグの初期値を設定する
v-model
という双方向バインディングするためのディレクティブを使います
- vim index.html
<html>
<head>
<script src="https://cdn.jsdelivr.net/npm/vue"></script>
</head>
<body>
<div id="msg">
<input v-model="message">
</div>
<script>
var app = new Vue({
el: '#msg',
data: {
message: 'input default value'
}
})
</script>
</body>
</html>
これで input タグにデフォルトのメッセージが表示されます
input タグの value 属性などが設定されるわけではなくあくまでも Vue.js の機能として表示されているようです
独自のタグ (コンポーネント) を定義する
テンプレートを事前に定義しておくことでそれをコンポーネントとして使い回すことができます
- vim index.html
<html>
<head>
<script src="https://cdn.jsdelivr.net/npm/vue"></script>
</head>
<body>
<div id="msg">
<my-message></my-message>
</div>
<script>
Vue.component('my-message', {
template: '<h1>Hello</h1>'
})
var app = new Vue({
el: '#msg',
data: {
}
})
</script>
</body>
</html>
Vue.component
として定義しておくことでそれをタグ名として使えます
Vue インスタンスの生成は必要です
id=msg
内に <my-message>
タグがあればそこにコンポーネントを展開するイメージです
応用: コンポーネント内でプロパティを参照する
Vue インスタンス生成時に msg1 を定義しそれをコンポーネント側で参照する方法です
- vim index.html
<html>
<head>
<script src="https://cdn.jsdelivr.net/npm/vue"></script>
</head>
<body>
<div id="msg">
<my-message v-bind:val="msg1"></my-message>
</div>
<script>
Vue.component('my-message', {
props: ['val'],
template: '<h1>{{ val }}</h1>'
})
var app = new Vue({
el: '#msg',
data: {
msg1: 'Hello!!'
}
})
</script>
</body>
</html>
v-bind
を使ってコンポーネントにプロパティを渡すだけです
v-for
などと組み合わせてリストなどで定義したコンポーネントを使い回すことができます
最後に
これで公式のチュートリアルは終了です
当然ですが Vue.js にはまだまだ機能があります
更に知識を深めたい場合は次のドキュメントに進むと良いと思います
ドキュメントを進めていくと他の JS 周りの知識「JSX」「リアクティブ」「Web Components」などの言葉も出てくるのでその辺りも勉強したほうが更に知識を深められると思います
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