概要
Mac で Youtube Live をやるには OBS (Open Broadcaster Software) といういうアプリが必要です
今回は OBS のインストールから実際に Live 配信するところまでやってみました
環境
- macOS 10.13.6
- obs 21.1.1
- Youtube Live (2018/08/07 時点)
OBS のインストール
- brew cask install obs
これで OK です
いろいろと調べてみたのですが公式からインストーラをダウンロードしてそれを実行してインストールする方法が一般っぽいですが、どうやら Homebrew でインストールできるようなのでそれでやりました
ミッションコントロールなどでアプリの一覧を開くと OBS がインストールされているのが確認できると思います
Youtube でライブ配信を有効にする
Youtube ではいきなりライブ配信ができません
電話番号による個人認証をしなければいけません
ライブ配信するページに移動し「始める」を選択します
こんな感じで電話による自動音声メッセージ or SMS を受け取る画面になるので選択し電話番号を入力します
自分は試してないので何とも言えませんが電話番号は Google アカウントに紐付いている番号でなくても OK かもしれません
以下のようにライブを有効にする際に入力することができます
電話番号での個人認証に成功するとライブ配信の準備が始まります
ここは待つしかないので開始になるまで待ちましょう
最大で 24 時間後に配信が可能になります
すぐにはならないので次の日とかに再度チェックすると良いと思います
ライブ配信用のストリームキーを取得する
ライブ配信できるようになったら「今すぐ配信」を選択しましょう
以下のような画面になっていると思います
この画面の下の方に「エンコーダの設定」という欄があります
ここの「ストリーム名/キー」をコピーしておきましょう
あとで OBS で使用します
OBS 側で配信設定
初回起動時に「自動構成ウィザード」というベータ版の機能が実行されるのでそれで設定します
使用情報は「配信のために最適化し、録画は二次的なものとする」
映像設定は特に何もしません
配信情報を設定します
ここで Youtube Live の画面で取得したストリームキーを使用します
- 配信種別・・・ストリーミングサービス
- サービス・・・YouTube/YouTube Gaming
- サーバー・・・Primary YouTube ingest server
- ストリームキー・・・取得したキーを入力
- 映像ビットレート・・・2500
ビットレートは各自の環境にあわせて変更してください
あとは環境にあわせて最適な設定をしてくれるので待ちましょう
問題なければ「設定を適用」をクリックして完了します
細かい設定
マイクはデフォルトだと Mac の内蔵マイクになっているので外付けのマイクなどがあれば接続して OBS の「Preferences」->「音声」->「マイク音声デバイス」で設定してください
「デスクトップ音声デバイス」は不要であれば Disable にしてください
あとは画面の情報を出したいのであればトップにある「ソース」から「ウィンドウキャプチャ」や「画面キャプチャ」で出力してください
配信開始
あとは OBS の配信開始ボタンを押すだけです
ステータスが緑色になれば OK です
実際に別のマシンやスマホでライブの URL にアクセスして確認してみると良いと思います
自分が試した感じだと実際に話しをしてから聞こえるまでに 5 秒くらいのラグがありました
(この辺は環境によっても違うので何とも言えません)
動画のアーカイブについて
どうやらアーカイブは自動で残るようです
作成されたアーカイブは自動で全公開状態になるのでもし限定公開にして編集してから公開したい場合には以下のチェックボックスをオンにしてください
配信したものをアーカイブとして残したい場合は Youtube Live のダッシュボード画面で「ストリームオプション」->「完了時にアーカイブを限定公開にする」のチェックをオンにします
またアーカイブが生成される時間は動画の長さにもよりますが「すぐ」にはできません
アーカイブ後にタグやカテゴリ、サムネイルやタイトル、概要欄の説明などいろいろなメタデータの編集ができます
個人的には上記にチェックをして一旦限定公開にしてその辺りのメタデータを整えてから公開したほうが良いかなと思います (アーカイブがすぐにできるわけでもないので)
最後に
Mac + OBS で Youtube Live のセットアップを行ってみました
有効にする際に 24 時間待たなければいけないの以外は簡単にできるかなと思います
ゲームなどをキャプチャして実況したい場合にはまだまだ設定や設備が足りないかなと思いますが基本的な設定はこれで十分かなと思います
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