概要
Mac を High Sierra にクリーンインストールした際にキーチェーンのバックアップを忘れたせいで Xcode が iTunes Connect にある署名書と鍵をローカルで参照できなくなりました
Xcode に Repair 機能があったので実行して挙動を確認してみました
環境
- macOS 10.13.4
- Xcode 9.3.1 (9E501)
エラーの状況
クリーンインストール後 Xcode をインストールし既存のプロジェクトをリポジトリから取得して開いてみたところ以下のようなエラーになりました
この状態では実機での動作や実機でのアーカイブができません
なので修正してみました
といっても Xcode さんがすべて解消してくれるのでやることは「Revoke」ボタンを押すだけです
ただ、いろいろと生成されるので何が生成されるか追ってみました
とりあえず押すだけで以下のようにエラーは解消されます
iTunes Connect 側にできるもの
まず Certificates に iOS Development 用の証明書が追加されます
次に App IDs に XC Wildcard の ID が追加されます
これが追加されることで今後別のプロジェクトを開いてもエラーが発生しなくなります
キーチェインアクセスにできるもの
キーチェインアクセスにも鍵と証明書が自動的に登録されます
鍵は 1 つ登録されます
証明書は 3 つ登録されます
メール
もし既存の iOS Development がある場合それを削除して証明書を登録し直しているので以下のようなメールが来ると思います
最後に
自分が確認している分では上記の変化やアクションが確認できました
あくまでも生成しているのは開発用の鍵や証明書なので作成し直したからといって本番に影響が出るということはありません
ただ、既存の開発証明書は削除されてしまうためもし Apple ID を共有して開発している場合は他の Xcode で今度はエラーが発生します
このあたりチームで開発するための証明書管理のベストプラクティスがあったと思うのでそれを参考にすると良いかなと思います
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