2018年5月23日水曜日

Mac をクリーンインストールしたせいで Xcode の証明書がエラーになったので修正してみた

概要

Mac を High Sierra にクリーンインストールした際にキーチェーンのバックアップを忘れたせいで Xcode が iTunes Connect にある署名書と鍵をローカルで参照できなくなりました
Xcode に Repair 機能があったので実行して挙動を確認してみました

環境

  • macOS 10.13.4
  • Xcode 9.3.1 (9E501)

エラーの状況

クリーンインストール後 Xcode をインストールし既存のプロジェクトをリポジトリから取得して開いてみたところ以下のようなエラーになりました
new_dev_cert1.png

この状態では実機での動作や実機でのアーカイブができません
なので修正してみました
といっても Xcode さんがすべて解消してくれるのでやることは「Revoke」ボタンを押すだけです
ただ、いろいろと生成されるので何が生成されるか追ってみました

とりあえず押すだけで以下のようにエラーは解消されます
new_dev_cert4.png

iTunes Connect 側にできるもの

まず Certificates に iOS Development 用の証明書が追加されます
new_dev_cert2.png

次に App IDs に XC Wildcard の ID が追加されます
これが追加されることで今後別のプロジェクトを開いてもエラーが発生しなくなります
new_dev_cert3.png

キーチェインアクセスにできるもの

キーチェインアクセスにも鍵と証明書が自動的に登録されます

鍵は 1 つ登録されます
new_dev_cert5.png

証明書は 3 つ登録されます
new_dev_cert6.png

メール

もし既存の iOS Development がある場合それを削除して証明書を登録し直しているので以下のようなメールが来ると思います
new_dev_cert7.png

最後に

自分が確認している分では上記の変化やアクションが確認できました
あくまでも生成しているのは開発用の鍵や証明書なので作成し直したからといって本番に影響が出るということはありません

ただ、既存の開発証明書は削除されてしまうためもし Apple ID を共有して開発している場合は他の Xcode で今度はエラーが発生します
このあたりチームで開発するための証明書管理のベストプラクティスがあったと思うのでそれを参考にすると良いかなと思います

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