概要
これまで Forge と Raspberry Jam Mod を使って Ruby から Minecraft 自体を操作することをやってきました
PC 版の Minecraft は独自で Mod を作成することも可能です
JVM で動作しているので基本は Java を使って開発します
開発用のキットが配布されているので今回はそれをインストールして開発環境を構築してみました
環境
- macOS X 10.13.2
- Minecraft 1.12.2
- Forge 1.12.2 - 14.23.1.2555
- Forge MDK 1.12.2 - 14.23.1.2555
- Java 1.8.0_151
- eclipse Oxygen.1a Release (4.7.1a)
Forge MDK のダウンロード
公式からダウンロードできます
前回はここから Forge 本体をダウンロードしましたが今回は Forge MDK をダウンロードします
バージョンが合うようにダウンロードしましょう
forge-1.12.2-14.23.1.2555-mdk.zip
というファイルがダウンロードできました
展開とインストール
ダウンロードできたら展開します
展開したら作業ディレクトリに移動しましょう
cd Downloads/
- mkdir /path/to/mc-work
- mv forge-1.12.2-14.23.1.2555-mdk.zip /path/to/mc-work
- cd /path/to/mc-work
- unzip forge-1.12.2-14.23.1.2555-mdk.zip
でいろいろとファイルが展開されます
その中の gradlew
を実行します
./gradlew setupDecompWorkspace
上記のコマンドは同梱の README.txt にも記載があります
gradle がインストールされていない場合は勝手にダウンロードしてインストールしてくれます
必要なライブラリをダウンロードしてビルドしてくれるので完了するまで待ちます
recompileMc で失敗する場合は
ここに記載のある通り最新の JDK にアップデートしましょう
他に vecmath.jar がシステムライブラリのパスにあるからエラーになるという情報もありますが自分はそれではなく JDK のバージョンが原因でした
eclipse 用のプロジェクトファイルを作成する
今回は IDE に eclipse を使うので以下のコマンドを実行してプロジェクト用のファイルなどを作成しましょう
./gradlew eclipse
すると配下に .project ファイルが作成されると思います
eclipse でプロジェクトを開く
あとは eclipse を開いて先ほどビルドしたパスを指定してプロジェクトを開けば OK です
- File -> Open Projects from File Systems
- Import source から先ほどのディレクトリ (/path/to/mc-work) を指定
- Finish で完了
パッケージエクスプローラで確認して以下のようになっていれば OK です
サンプルを実行してみる
src/main/java
配下に com.example.examplemod.ExampleMod.java
があるのでこれを実行してみましょう
プロジェクトを右クリックして Run Configurations を選択します
すると Client と Server の実行設定がすでに存在していると思うので Client 側を実行してみます
すると勝手に Minecraft の Forge プロファイル版で起動してきます
起動したら Mods を見てみましょう
サンプル用の Mod の情報が一覧にあるのが確認できると思います
今回のサンプル Mod はコンソールにメッセージを表示するだけです
以下のようにメッセージが表示されているのを確認できると思います
最後に
Forge MDK をインストールして mod を開発する環境構築を行ってみました
バージョン周りで躓くところはありましたが比較的スムーズに構築できました
eclipse + Java が少し障壁が高いですが頑張ってインストールしてみてください
次回は実際に簡単な mod を開発するところまでやってみたいと思います
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