概要
code-server にインストールした RooCode を使って MCP サーバを設定します
今回は https://github.com/modelcontextprotocol/servers/tree/main/src/git を使いコードレビューする方法を紹介します
環境
- Ubuntu 24.04
- code-server 4.103.2
- RooCode 3.28.7
- uv 0.8.22
Python の設定
- pyenv global 3.12.11
uv のインストール
-
curl -LsSf https://astral.sh/uv/install.sh | sh
mcp サーバ追加
mcp-server-git で管理するパスを --repository オプションで指定します
code-server の場合 code-server で開いているプロジェクトに合わせるようにしましょう
- mcp_settings.json
{
"mcpServers": {
"git": {
"command": "uvx",
"args": [
"mcp-server-git",
"--repository",
"/home/devops/infra"
]
}
}
}
記載できたら mcp-server-git が起動していることを確認しましょう
うまく起動できていない場合は code-server のプロセスが uv コマンドを参照できていない可能性があるので PATH に通っているかなど確認しましょう
なお mcp_settings.json のフルパスは /home/username/.local/share/code-server/User/globalStorage/rooveterinaryinc.roo-cline/settings/mcp_settings.json にあります
動作確認
RooCode で新規にタスクを作成して mcp-server-git が使えることを確認しましょう
例えば「直近10件のコミットログを参照してざっくり内容を説明してください」と指定するとちゃんと mcp-server-git を使うための確認ダイアログが表示されることが確認できます
レビューのために使えそうなプロンプト
- xxxブランチの内容をレビューしてください
- xxxブランチを手元に持ってくる必要があるがPRなどの内容をレビューはこれでできます
- xxxリビジョンの説明をしてください
- ピンポイントでリビジョンを指定してレビューしたい場合はこちら
- 現在のdiffのレビューをしてください
- まだコミットする前にレビューしてもらう場合にはgit diffを使ってレビューすることもできます
最後に
mcp-server-git を使って RooCode でレビューする方法を紹介しました
レビューしてもらったあとに大抵は提案もしてくれるので提案の修正をお願いすればファイルをそのまま修正してくれます
gitのunstageファイルがうまく取得できないケースがあったのでunstageなファイルのレビューは少し工夫がいるのかもしれません
あとは Github や Gitlab を使っている場合はそれ専用の MCP サーバがあり手元にブランチを持ってこないでも PR の内容を直接レビューしてくれるのでもし専用の MCP サーバがある場合はそちらを使ったほうが簡単な場合があります
今回の方法はどんな git リポジトリにも使える汎用的な方法になります
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