2025年1月21日火曜日

概要

pyenv のように java にも jenv という環境ごとに java コマンドが使えるツールがあったので使ってみました
jenv をインストールしそこから java をインストールしプロジェクト設定してから使う方法を紹介します

環境

export PATH="$HOME/.jenv/bin:$PATH"
eval "$(jenv init -)"

jenv 自体も java なのでシステムでグローバルに使える java が必要になります
Homebrew でインストールした openjdk を Mac のシステムが使用する openjdk に設定し jenv add で追加します

brew install java
sudo ln -sfn /opt/homebrew/opt/openjdk/libexec/openjdk.jdk /Library/Java/JavaVirtualMachines/openjdk.jdk
jenv add "$(/usr/libexec/java_home)"
jenv versions

* system (set by /Users/kakakikikeke/.jenv/version)
  23
  23.0
  23.0.1
  openjdk64-23.0.1

どうやら pyenv のように jenv 自体に install コマンドはなくシステムにインストールした複数のバージョンの java をプロジェクトごとにコントロールすることができる機能のようです

なので別のバージョンを使いたい場合は

brew install openjdk@21
sudo ln -sfn /opt/homebrew/opt/openjdk@21/libexec/openjdk.jdk /Library/Java/JavaVirtualMachines/openjdk-21.jdk
jenv add /Library/Java/JavaVirtualMachines/openjdk-21.jdk/Contents/Home

という感じでシステムインストールした java のように別名でリンクしリンクした java の JAVA_HOME を jenv add します

これで jenv で管理される java のバージョンが増えました

* system (set by /Users/kakakikikeke/.jenv/version)
  21
  21.0
  21.0.5
  23
  23.0
  23.0.1
  openjdk64-21.0.5
  openjdk64-23.0.1

実際にプロジェクトを作成して java を切り替えてみます

class Test {
    public static void main(String[] args) {
        System.out.println(System.getProperty("java.version"));
    }
}

23.0.1

21.0.5

jenv を macOS 上で使ってみました
pyenv や rbenv のようにそれ自体にインストールする機能はなくあくまでもマシン上にインストールした複数の java のバージョンをプロジェクトごとに切り替える機能のようです

なので java のインストールは Homebrew が担当し切り替えを jenv で行う感じです

Homebrew で Java をインストールしたい際に PATH に java コマンドを通すコマンドが表示されますがそれを追加してしまうと常にその Java を使ってしまうので以下は .zshrc などに記載しないようにしましょう

export PATH="/opt/homebrew/opt/openjdk/bin:$PATH"