概要
過去に UTM + UUP Dump を使って M2 mac 上に Windows11 を構築してみました
今回は Windows Insideer Preview という公式の ARM版 Windows がダウンロードできるサイトから Windows をダウンロードして UTM で動作するか確認してみました
環境
- macOS 14.2.1
- UTM 4.4.5
- Windows11 23H2 arm64
Windows Insideer Preview から Windows の VHDX ファイルをダウンロードする
Windows Insideer Preview からは ISO ではなく VHDX というすでに Windows がインストールされた仮想ディスクファイルがダウンロードできます
ファイルサイズが 10GB ほどあるので注意しましょう
また Windows Insideer Preview は申込みが必要で最初は上記の画面が表示されず申し込み画面になるので MS アカウントでログインして申し込みしましょう
UTM で仮想マシンの作成
ポイントは ISO をマウントするのではディスクから VM を作成する点です
Let’s connect you to a network 対策
セットアップ時になぜかネットワークに接続していない状態になるためネットワークを設定する箇所をスキップする必要があります (デフォルトだとネットワーク設定必須
キーボードのセットアップ時に Shift+F10 を押しコマンドプロンプトを開きます
そして OOBE\BYPASSNRO
と入力することでスキップできます
ネットワークの設定画面になり「Let’s connect you to a network」が表示された画面で Shift+F10 をクリックしても反応しないので必ずキーボードの設定画面で Shift+F10 をクリックしましょう
再起動後にネットワークの設定画面になると以下のようにスキップするボタンが追加されているのでそっちを選択してセットアップを進めましょう
起動後
必ず SPICE tools (utm guest tools) をインストールしましょう
これがインストールできればネットワークに接続できるようになります
動作確認
すでに Windows はインストールされているので設定から始まります
最後に
Microsoft 公式の ARM版Windows を UTM で動かしてみました
プレビュー版なので動作などは不安定な部分があるかもしれません
過去に ISO から起動する方法を紹介しましたが公式の場合は VHDX 形式なのでインストールする作業が不要なのが楽な点なのかなと思いました
ただ作成したユーザはデフォルトでは admin 権限がもらえていないので権限が必要な操作ができないので少し面倒です
個人的なおすすめは CystalFetch で作成した ISO を使ってインストールする方法が一番良いかなと思います
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