概要
VictoriaMetrics はサーバなどのメトリックデータを収集し時系列データとして可視化することができる監視ツールです
Prometheus のメトリックデータも収集することができます
今回は VictoriaMetrics を構築し簡単なメトリックの収集までやってみました
環境
- macOS 11.6.1
- docker 20.10.11
- VictoriaMetrics 20211202-133618-tags-v1.70.0-0-g7f2f26b25
node_exporter の起動
テストなので mac 上で起動します
- docker run -d --pid=“host” -p 9100:9100 quay.io/prometheus/node-exporter
- curl localhost:9100/metrics
prometheus.yml の準備
VictoriaMetorics は prometheus.yml をそのまま使うことができます
先程準備した node_exporter を scrape 先として設定します
- mkdir config
- vim config/prometheus.yml
global:
scrape_interval: 15s
evaluation_interval: 15s
scrape_configs:
- job_name: 'node_exporter_on_mac'
static_configs:
- targets: ['192.168.1.2:9100']
VictoriaMetorics の起動
今回は docker で構築します
公式のイメージが dockerhub で公開されているのでそれを使います
- mkdir data
-
docker run -d -v $(pwd)/data:/victoria-metrics-data -p 8428:8428 victoriametrics/victoria-metrics
これで http://localhost:8428 にアクセスすると管理画面が表示されます
ここで WebUI にアクセスしたり scrape 先の設定できます
http://localhost:8428/targets を確認するとちゃんと先程起動した node_export がターゲットに入っていることが確認できます
オプション確認
各種オプションは以下のコマンドで確認できます
- docker run --rm victoriametrics/victoria-metrics --help
動作確認
Promethues の API 互換でもあるので API を使います
-
curl 'http://localhost:8428/api/v1/query?query=up'
これで以下の結果が取得できればちゃんとメトリックデータが VictoriaMetrics に格納されていることが確認できます
{"status":"success","data":{"resultType":"vector","result":[{"metric":{"__name__":"up","instance":"192.168.1.2:9100","job":"node_exporter_on_mac"},"value":[1639445877,"1"]}]}}
PromQL も使えます
http://localhost:8428/vmui にアクセスすると VictoriaMetrics 専用の PromQL をコールできる UI が表示されるのでここで PromQL を発行しましょう
up{job="node_exporter_on_mac"}
と入力して実行すると以下のようにメトリックがグラフで確認できるはずです
最後に
今回はシングルノードでしたが VictoriaMetrics はクラスタ構成も組めるので大量のメトリックデータを管理保管することができます
Prometheus 互換でもあるので Prometheus の代替としても使えます
node_exporter などのエクスポータのデータも簡単に取り込めました
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