- 概要
- 環境
- Bevel がおかしい場合は
- Warp ツールを使えばオブジェクトを指定の角度に曲げることができる
- ミラーモディファイアは Origin を中心に反転する
- スクリューで作成したネジをドリルみたいに選択を補足する
- ネジのようなスクリューを作成する
- Ctrl + i
- Shift + d
- Shift + w
- 星を作成する
- 上からや横からの視点に切り替える
- オブジェクトを削る (Boolean modifier)
- メジャーを削除する
- 単位を切り替える
- グリッドの表示単位をミリセンチメートルに合わせる
- オブジェクトのサイズを表示する
- オブジェクトモードとエディトモードの切替
- フェイスを結合する
- 既存の四角のオブジェクトを曲げる
- Extrude Region で作成された face をすべて結合する方法
- Boolean でうまくいかないときは
- 複数の Cube をまとめて曲げる方法
- 面を追加する
- なぞにできてしまった頂点や辺を削除する
- カーソルの中心を面や辺や頂点にする方法
- オブジェクトを円にする方法
- なめらかなドーナッツを作成する
- 1 つのオブジェクトを分割する方法
- ズームが遅くなる/できなくなる場合の対処方法
- 円柱を中空にする
- ナイフ投影を使って貫通した穴を作成する方法
- MacBook のトラックパッドでビューを動かすテクニック
- ループしている頂点だけを選択しそれ以外を消す方法
- 選択している辺や面の長さを表示する方法
- 周りの面も持ち上げたい場合は Extrude ではなく Move を使おう
- 半径を表示する方法
概要
操作や昨日など Tips をまとめて紹介します
ここで紹介する以外にもたくさんの機能やショートカットがあるので詳細は公式のドキュメントを御覧ください
環境
- macOS 10.15.3
- blender 2.82
Bevel がおかしい場合は
- オブジェクトモード
- Ctrl + a
- Scale
Warp ツールを使えばオブジェクトを指定の角度に曲げることができる
- Z 軸方向から見る
- オブジェクトを Y 軸と垂直になるように回転させる
- X 軸は 0 にする
- Edit Mode
- Mesh -> Tranform -> Warp
- 好きな角度を指定する
ミラーモディファイアは Origin を中心に反転する
Origin の位置を調整すること
スクリューで作成したネジをドリルみたいに選択を補足する
Simple Deform Modifier を使います
- ネジの穴を X 軸方向に向ける
- Add Modifier -> Simple Deform
- Taper を選択
- Fact で調整
ネジのようなスクリューを作成する
2.82 からは Modifier を使いましょう
ツールから行いたい場合はスピンツールを使うようです
- Add -> Mesh -> Circle
- X 軸方向に移動
- コンテキストメニュー -> Set Origin -> Origin to 3D Cursor
- Add Modifier -> Screw
- Axis -> Y
- Screw -> 3m
- Iterations -> 5
元になる Mesh を Circle ではなく四角や複雑なカーブにするとより複雑なスクリューが作成できます
Ctrl + i
選択した部分の逆を選択する
選択 -> インバート -> 複製 (Shift +d) -> Selection (p) -> エンターで反転した部分を別オブジェクトに切り出す流れはよく使う
Shift + d
選択した部分を複製するショートカット
Shift + w
選択している輪郭を現在のカーソルを中心に曲げるショートカット
覚えておいて損はない
曲げたいオブジェクトを 0,0 にセットしてカーソルを曲げたいオブジェクトの中心に合わせてから Shift + w を押すこと
星を作成する
- Add -> Mesh -> Circle
- Vertices を 10 にする
- 頂点を 1 つおきに選択する
- 選択した頂点をスケールし小さくする
上からや横からの視点に切り替える
テンキーがない場合にはボタンをポチポチすることで切り替えられます
3D Viewport の場合には右上の方にある軸の矢印を選択することでその軸の正面から見た視点に切り替えられます
オブジェクトを削る (Boolean modifier)
削りたいサイズのオブジェクトを先に作成しておきます
そして削る対象のオブジェクトに重ねて modifier から Boolean を選択します
Operation は「Difference」を選択します
あとは Apply を選択すれば OK です
Boolean を使うときは削る側のオブジェクトと削られる側のオブジェクトの座標がぴったり重なっているとうまく削れないので少しずらしてあげるのがポイントです
メジャーを削除する
左メニューに「Measure」という項目がありこれを使うとドラッグした長さを測ることができます
ただこのメジャーが消せなくて困っていたのですがやり方がわかったので紹介します
削除したいメジャーを選択した状態で「x (エックス)」キーを押せば消えました
単位を切り替える
例えばミリ単位のモデリングがしたい場合は単位をミリセンチメートルにしたい場合があると思います
デフォルトだとメートルになっておりミリ単位の調整が面倒なのでその場合は基準の単位をミリセンチメートルに変更しましょう
右下にあるシーンプロパティを選択し「Units」の「Length」を「Millimeters」にすれば OK です
グリッドの表示単位をミリセンチメートルに合わせる
先程紹介したようにオブジェクトの基準サイズをミリセンチメートルにした場合は 3D Viewport で見ているメモリの単位もミリセンチメートルにしたいです
そんな場合は「Viewport Overlays」を使います
右側のプルダウンにあります
「Viewport Overlays」という項目があるのでそこから「Scale」の値を「0.001」にすれば OK です
ちなみにこの値は 0.001 以下にはできないようです
オブジェクトのサイズを表示する
2.82 だと右側のオブジェクトプロパティになぜか表示されていません
「Object Mode」で右側にある「Item」プロパティを表示するとオブジェクトのサイズが表示されます
またここで直接入力してサイズ変更することも可能です
このプロパティはキーボードの「n」ボタンを押しても表示することができます
オブジェクトモードとエディトモードの切替
左上のプルダウンから選択するかショートカットキーとして「TAB ボタン」を押すことで切り替えできます
フェイスを結合する
結合したいフェイスを選択して「f」キーを押しましょう
またモードは「Edit Mode」にし面選択にするのを忘れないようにしましょう
gif だとわかりづらいですが選択してオレンジになったあとに f キーを押しています
既存の四角のオブジェクトを曲げる
これがかなり複雑です
いろいろなやり方があるようですが今回は modifier を使います
- Object Mode で曲げたいオブジェクトを選択
- TAB で Edit Mode に切り替え
- Loop Cut を選択
- 輪切りになるようにしたら分割する数を選択する (今回は 19)
- TAB で Object Mode に戻る
- Add -> Empty -> Plain Axes を追加する
- Plain Axes のオブジェクトのプロパティから Rotations を選択し X, Y を 90 にする
- 曲げたい中心に配置する
- Modifier プロパティを選択して Add Modifier する
- Simple Deform を選択する
- Bend を選択
- Axis Origin に先程作成した Plain Axes を選択する
- Angle を好きな角度にすれば OK
どうやら Plain Axes を X, Y で 90 度回転させないといけないのは 2.8 系かららしいです
参考: https://www.youtube.com/watch?v=wVwlNB0RrU0
Extrude Region で作成された face をすべて結合する方法
オブジェクトを選択して Edit Mode になります
そして全選択「a」で削除プロパティ「x」を押して「Limited Dissolve」を選択します
またこのあとでだいたいオブジェクトの原点を中心に戻したいと思いますがその場合は Object Mode にして右クリックで「Set Origin」->「Origin to Center of Mass (Volume)」で OK です
Boolean でうまくいかないときは
自分の経験上ですがうまく削れない場合は削る対象のオブジェクトを移動するようにしましょう
削ったあと (Apply したあと) に削る形のオブジェクトを移動するとなぜか削れていないことがあり、削る対象のオブジェクトを Apply 後移動するとうまく削れていることがありました
あとは削除する方のオブジェクトの位置をいろいろと調整するとうまく削れる場合があります
複数の Cube をまとめて曲げる方法
基本は先程紹介した「Loop Cut」+「Axis Plain」+「Simple Deform」を使います
曲げる前に複数の Cube をジョインさせておくことがポイントです
面を追加する
Boolean などを使うとたまに面まで持っていかれます
そんな場合には面を追加してあげます
- Object Mode -> Edit Mode
- 頂点編集モード
- 面を張る頂点を Cmd を使って複数選択
- 「f」キーを押す
なぞにできてしまった頂点や辺を削除する
- Edit Mode にして頂点モードにする
- 削除したい頂点を選択し「x」キー
- 「Dissolve Vertices」or 「Only Edges & Faces」など選択する
選択によって隣接している面なども削除されてしまうので注意してください
試しながら適切な Dissolve を選択すれば OK です
カーソルの中心を面や辺や頂点にする方法
- Edit Mode
- 面選択
- Mesh -> Snap -> Cursor to Selected
オブジェクトを円にする方法
- 四角オブジェクトを追加
- オブジェクトの長さを伸ばす
- Loop Cut で 100 等分にする
- 「a」キーですべて選択
- 3D カーソルの位置をずらす
- Edit Mode にする
- 視点を Z 方向から見た視点にする
- Mesh -> Transform -> Wrap
なめらかなドーナッツを作成する
- Add -> Mesh -> Torus
- 設定オプションで Major Segments や Minor Segments を変更する
- 設定オプションで Major Radius や Minor Radius を変更する
- 右クリックから「Shade Smooth」を選択する
1 つのオブジェクトを分割する方法
例えば Extrude した部分だけを別オブジェクトとして扱いたい場合に使えます
- Edit Mode -> X-Ray モードにする
- Extrude した部分のみを選択
- 「p」キーを選択
- Selection
分割した場合分割した面がなくなっているので必要であれば追加しましょう
ズームが遅くなる/できなくなる場合の対処方法
Auto Depth という機能をオンにしましょう
「Edit」->「Preferences」->「Navigation」->「Auto Depth」でオンにします
円柱を中空にする
トンネル的なのを作ります
- Add -> Cylinder
- 円を正面から見える軸からの視点にする
- Edit Mode
- X-Ray モードをオンにする
- 円の部分を選択する
- Inset Faces を使って両面に同じサイズの新しい円を作成する
- Edge -> Bridge Edge Loops
ナイフ投影を使って貫通した穴を作成する方法
ブーリアンを使ってもできるのですがブーリアンは安定しません
なのでナイフ投影を使っても同じようなことができかつこちらのほうが安定するケースが多いです
- Edit Mode
- ナイフ投影する対象の面と投影するオブジェクトの面を選択する
- 視点を投影する方向からみた視点にする
- Mesh -> Knife Project
- 反対側にも同じようにナイフ投影する
- ナイフ投影によって作成された 2 つの面を Shift を押しながら複数選択する
- Edge -> Bridge Edge Loops を選択
MacBook のトラックパッドでビューを動かすテクニック
- Ctrl + 二本指スクロール -> ズーム
- Shift + 二本指スクロール -> ビューの移動
- 二本指スクロール -> 回転
ループしている頂点だけを選択しそれ以外を消す方法
- Alt + 頂点選択
- Ctrl + i
- h
消した部分を再表示する場合は「Alt + h」
選択している辺や面の長さを表示する方法
Viewport Overlays から「Edge Length」や「Face Area」のチェックをオンにするだけです
またトランスフォーム機能を使ってサイズ変更した場合はプロパティからグローバル座標系でのサイズ表示に変更しましょう
座標系があっていないとトランスフォーム後のサイズが変更前の値のままになってしまいます
周りの面も持ち上げたい場合は Extrude ではなく Move を使おう
Extrude は選択した面や辺を持ち上げますが周りには影響をあたえません
もし周りのオブジェクトも同時に持ち上げたい場合は Move を使いましょう
半径を表示する方法
MeasureIt というアドオンを使います
デフォルトでは有効になっていないので Preferences から有効にします
あとは半径となる 2 点の頂点を選択した状態で「Segment」を選択します
あとは「Show」を選択すれば 2 点間の距離が表示されます