概要
pipenv は ruby で言うところの bundler です
Python には virtualenv というサンドボックスツールがありますが、それよりも簡単に使える印象があります
今回はインストール方法から簡単な使い方を紹介します
環境
- macOS 10.13.5
- docker 18.03.1-ce
- conductor 1.0.0
- Python 3.6.5
インストール
- brew install pipenv
Mac を使っている場合は上記で OK です
pip がすでに使えるのであればそれでもインストールできます
- pip3 install pipenv
pipenv コマンドが使えるようになっていれば OK です
使ってみる
とりあえず使ってみましょう
素直に公式のチュートリアルを進めます
初期化
- pipenv install requests
これで requests ライブラリをインストールすることができます
かつ Pipfile
が作成されます、いわゆる Gemfile です
中身は以下のようになっていました
- cat Pipfile
[[source]]
url = "https://pypi.org/simple"
verify_ssl = true
name = "pypi"
[packages]
requests = "*"
[dev-packages]
[requires]
python_version = "3.6"
先ほどインストールした request の定義もあります
インストールしたライブラリを使う
- vim main.py
import requests
response = requests.get('https://httpbin.org/ip')
print('Your IP is {0}'.format(response.json()['origin']))
実行する際は pipenv run
を使います
いわゆる bundle exec
です
- pipenv run python3 main.py
これで pipenv でインストールしたライブラリを使うことができます
別のライブラリを追加してみる
Pipfile を編集してライブラリを追加してみます
以下のように packages
ディレクティブの部分に追記しましょう
[packages]
requests = "*"
twitter = "*"
これで
- pipenv install
すると twitter ライブラリがインストールされます
その他
- bundle console 的な Repl
pipenv shell
を実行した後 python3 を実行して Repl を使えばライブラリを使える状態で Repl が起動します
- ライブラリがインストールされているディレクトリを確認する方法
内部的には virtualenv が作られているようです
そのパスを確認する方法は以下のコマンドで可能です
pipenv --venv
ここの lib/python3.6/site-packages
あたりにインストールされたライブラリがあります
最後に
pipenv を使って Python のサンドボックス環境を作成してみました
Pipfile を使っていろいろできるのが個人的には好きです
これ以外にもいろいろな機能があるようです
http://pipenv-ja.readthedocs.io/ja/translate-ja/advanced.html
デプロイや脆弱性チェック、エディタ連携などこれだけで開発に必要なツールがすべて揃ってしまう感じです
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