概要
Karabiner は Mac のキーバインドをカスタマイズできるアプリです
Sierra ではまだ動作サポートされておらず動かないのですが、開発中の Karabiner-Elements というものであれば動作します
今回はインストールと設定まで行ってみました
環境
- Mac OS X 10.12.6
- Xcode 8.3.3 (8E3004b)
- boost 1.64.0
事前準備
Xcode のコマンドラインツールと boost のインストールが必要になります
Xcode コマンドラインツールは App Store から boost は Homebrew でインストール可能です
brew install boost
またすでに Karabiner が動作している場合は停止しておきましょう
ビルド
自分でコードをビルドして .dmg ファイルを作成する必要があります
git clone --depth 1 https://github.com/tekezo/Karabiner-Elements.git
- cd Karabiner-Elements
- make
いろいろと赤文字とかで表示されるかもですが成功すれば OK です
成功するとカレントに「Karabiner-Elements-0.91.12.dmg」というファイルが作成されます (バージョンは執筆時点でのバージョンです)
インストール
作成された .dmg ファイルを展開すると「Karabiner-Elements.sparkle_guided.pkg」というインストーラがあるのでダブルクリックで起動します
続ける
インストール
認証してインストール
で完了すれば OK です
アプリの一覧に「Karabiner-Elements」がインストールされているので起動します
キーバインドを設定する
とりあえず caps lock を Control に設定してみます
「Complex Modifications」->「Rule」->「Add rule」を選択します
そして上の方にある「Import more rules from the Internet」を選択します
すると以下のサイトが開くのでそこから「Modifier Keys」の「Caps and return to ctrl. Ctrl to caps.」の「Import」を選択します
https://pqrs.org/osx/karabiner/complex_modifications/
すると Karabiner-Elements で開くかどうか聞かれるので開きます
素直にインポートします
ルールの一覧に追加されるので「Enable」でルールを有効化しましょう
これで caps lock が control になり control が caps lock になりました
※自分の場合「Post left_ctrl when return_or_enter is hold.」は Remove しました
こんな感じでテンプレートが公開されているので好きなものを Import して Enable すれば OK です
自分はあとは「Emulation Modes」の「Emacs key bindings (rev6)」をインポートして有効化しました
設定ファイルの場所
Karabiner と違い Elements のほうは管理ファイルが XML から JSON になっているようです
/Users/hawksnowlog/.config/karabiner/karabiner.json
このファイルは直接編集しないで
/Users/hawksnowlog/.karabiner.d/configuration/karabiner.json
を作成してこっちで独自の設定を記載すれば良いみたいです
慣れてきたら直接 JSON ファイルを編集して設定したほうが早いかもしれません
また、JSON ファイルを保存しておけば別環境への移行も簡単にできそうです
自動起動の設定
ちょっと見つかりませんでした
Misc タグにあるのかなと思ったですがなかったです
方法があれば教えていただけると嬉しいです
最後に
macOS Sierra に Karabiner-Elements をインストールしてみました
結構簡単にインストールできました
今後、正式に Sierra に対応したら正式版をインストールし直す必要はありそうです
とりあえず正式版までのつなぎであれば問題ないレベルで動作してくれると思います
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