概要
前回 Mac 上に InfluxDB をインストールして簡単な SQL 操作をしてみました
大抵こういったツールはログやメトリックと連携してデータを蓄積していくのですが調べてみたところ InfluxDB 専用のエージェントツールで telegraf というものがありました
今回は telegraf のインストールと簡単な設定を行い実際に InfluxDB にデータを投入するところまで試してみました
また、今回も前回に引き続き Mac 上で試していきます
環境
- macOS X 10.12.6
- influxdb 1.3.1
- telegraf 1.3.5
インストール
- brew install telegraf
telegraf --version
Telegraf v1.3.5
設定
- telegraf config > telegraf.conf
- vim telegraf.con
で 94行目あたりにある [[outputs.influxdb]]
の項目に urls = ["http://localhost:8086"]
という設定があるので InfluxDB の URL を設定します
InfluxDB もローカルで動作していて特に設定を変更していない場合は conf ファイルは何もしないで OK です
起動
telegraf --config telegraf.conf
で起動します
起動すると 10秒おきに InfluxDB にメトリック情報が格納されていきます
うまくデータが入っていない場合は influxd プロセスが起動しているか確認してください
動作確認
influx コマンドを使って SQL を発行してデータを確認してみましょう
- influx
ここでインタラクティブモードになります
- show databases
telegraf という measurement が作成されていることを確認します
- use telegraf
- show measurements
で measurement (テーブル) の一覧を確認すると以下のメトリック情報が送信されていることが確認できます
name: measurements
name
----
cpu
disk
diskio
mem
processes
swap
system
- precision rfc3339
- select * from cpu
time cpu host usage_guest usage_guest_nice usage_idle usage_iowait usage_irq usage_nice usage_softirq usage_steal usage_system usage_user
---- --- ---- ----------- ---------------- ---------- ------------ --------- ---------- ------------- ----------- ------------ ----------
2017-08-07T00:24:30Z cpu-total host1.local 0 0 85.7 0 0 0 0 0 3.65 10.65
2017-08-07T00:24:30Z cpu3 host1.local 0 0 94.5 0 0 0 0 0 2 3.5
2017-08-07T00:24:30Z cpu1 host1.local 0 0 94.6 0 0 0 0 0 1.7 3.7
2017-08-07T00:24:30Z cpu0 host1.local 0 0 74.2 0 0 0 0 0 6.7 19.1
2017-08-07T00:24:30Z cpu2 host1.local 0 0 79.5 0 0 0 0 0 4.2 16.3
自分の Mac は 4 コアの CPU を使っているのですが各 CPU ごとにデータを送信してくれるようです
あとは全コアの平均値も出してくれます
こんな感じで他にもメモリやディスク使用量などの情報も格納してくれます
最後に
InfluxDB 専用のエージェントツール telegraf を使ってみました
ログパーサも使えるためログから情報を送信することも可能なようです
td-agent にも InfluxDB 用のプラグインがあるようでログなどはそっちで代用することもできそうです
余裕があったらカスタムメトリックの取得方法やログのパースなどもやってみたいと思います
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