2025年11月3日月曜日

GCP の Ops エージェントを完全にアンインストールする方法

GCP の Ops エージェントを完全にアンインストールする方法

概要

コンソールから Ops エージェントをインストールするとなぜかアンインストールしても勝手に再インストールしてしまうので完全にアンインストールする方法を紹介します

環境

  • Ops エージェント 2.60.0
  • Ubuntu 22.04

まずは purge

  • sudo apt purge google-cloud-ops-agent

設定ファイルの削除

purge した場合は基本ないはずですが一応確認します

  • sudo ./add-google-cloud-ops-agent-repo.sh --remove-repo
  • sudo rm /etc/apt/sources.list.d/google-cloud-monitoring.list

/opt 配下にも何も無いことを確認します

VM のカスタムメタデータの削除

これがあるとエージェントが勝手に再インストールしている可能性があるので削除します
コンソールでも OK です

  • gcloud compute instances remove-metadata YOUR_INSTANCE_NAME --zone=YOUR_ZONE --keys=enable-osconfig

VM のラベルの削除

  • VM インスタンス -> 選択 -> 編集 -> ラベルを管理 -> goog-ops-agent-policy のラベルを削除

デフォルト

以下のエージェントだけになっていればデフォルトの状態です

dpkg -l | grep google
ii  google-compute-engine            20230808.00-0ubuntu1~22.04.1            all          Google Compute Engine guest environment.
ii  google-compute-engine-oslogin    20231004.00-0ubuntu1~22.04.3            amd64        Google Compute Engine OS Login
ii  google-guest-agent               20231004.02-0ubuntu1~22.04.5            amd64        Google Compute Engine Guest Agent
ii  google-osconfig-agent            20240524.03-0ubuntu2~22.04.1            amd64        Google OS Config Agent

動作確認

最終的にはコンソールでオブザーバビリティを確認したい際に「Opsエージェントをインストール」が表示されていれば完全に削除できています
インストール中の保留中やメトリクスが送信できないような文言の場合はまだタグやラベルが残っている可能性があります

最後に

GCP の小さめのインスタンスに Ops エージェントをインストールすると CPU とメモリを食い尽くして他のプロセスが全く動かなくなるので安易にインストールするのはやめておきましょう

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