概要
物理的な本を電子化する手順を紹介します
最終的に kindle のパーソナルドキュメントで管理します
環境
- macOS 13.5.1
- iPhone
- Amazon アカウント
本を裁断
まずは裁断します
何でも OK ですがカッターと定規でも簡単にできます
こんな感じでバラバラになれば OK です
各ページを電子化
電子化していきます
スキャナでスキャンするときれいに電子化できます
面倒な場合は写真でも大丈夫です
これが一番大変な作業かなと思います
参考書など 400 ページ以上ある場合には両面電子化する必要があるので場合によっては 800 ファイルほど作成する必要があります
カメラを使う場合は三脚などで固定して紙だけ特定の位置におけばいいような感じで撮影するとやりやすいかもしれません
自分は 500 枚ほどを 1 時間で撮影しました
Mac 上で結合
電子化したデータを1つのファイルに結合します
画像ファイルの結合は簡単で cat すれば OK です
- cat 0.jpg 1.jpg 2.jpg > book.png
HEIC で Mac 上の場合はファインダーからファイルを選択してクイックアクションから PDF 作成でも OK です 参考
圧縮
ただしページが多くファイルサイズが最終的に 25MB を超えるようであれば各ページを圧縮する必要があります
その場合は imagemagick などを使って各ページファイルを圧縮しましょう
-
for file in *.HEIC; do magick convert -quality 70 -define jpeg:extent=50KB -resize 20% "$file" jpg/"$file".jpg; don
これで各ファイルが50KBあたりまで小さくなります
ファイル容量を下げてファイルサイズがそのままだとノイズがすごいので resize でファイルサイズも調整します
それでも25MB以内に収まらない場合は pdf 化するときに pdf を分割してあげましょう
pdf 化
結合した画像ファイルを pdf に変換します
Mac であれば先程紹介したようにクイックアクションから簡単にできます
パーソナルドキュメントに送信
Kindle のパーソナルドキュメントはメールで pdf を送信することで登録できます
ここ にパーソナルドキュメントのアドレスが表示されていると思うので確認してください
またメール送信したパーソナルドキュメントを Kindle のライブラリに保存するオプションがあるので有効にしておきましょう
パーソナルドキュメントは50MBまで対応しています
送信側のメーラが50MBまで対応しているのであればいいのですが Gmail では添付は最大25MBなので注意しましょう
最後に
物理本を電子化する方法を紹介しました
この場合だと kindle 上ではただの pdf なので目次やリンクなどはありません
もし目次なども作成したい場合は epub 形式などにする必要がありますが結構たいへんなので今回の方法は簡易的にやる方法になります
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