概要
前回imgをUbuntuにインストールしてみました
今回は実際にイメージを作成して作成したイメージを使う方法まで紹介します
環境
- Ubuntu18.04
- img 0.5.11
Dockerfile
テスト用の簡単なDockerfileを作成します
- vim Dockerfile
FROM ubuntu
ENTRYPOINT ["/bin/bash", "-c", "echo hello"]
イメージを作成する
build コマンドを使います
作成したDockerfileがあるパスで実行します
- img build -t test .
これでイメージが作成できます
イメージを確認する
作成したイメージを確認しましょう
イメージの一覧は ls コマンドを使います
- img ls
NAME SIZE CREATED AT UPDATED AT DIGEST
docker.io/library/test:latest 29.02MiB 7 minutes ago 7 minutes ago sha256:a66eafcdf1dfb4b5072062cf483046630ab70200bdbdd564dc61176747bd8c82
docker images では表示されないことも確認しましょう
イメージをエクスポートする
作成したイメージを docker で使えるようにエクスポートしみましょう
save コマンドを使います
- img save test -o image.tar
オプションで -o を指定することでエクスポートするファイル名を指定できます
docker で使用する場合はこの tar ファイルを使って docker 側にインポートする感じになります
またデフォルトは docker 形式でエクスポートされます
他の形式 (ociなど)を指定したい場合は--format
オプションを使って指定しましょう
dockerにイメージをインポートする
先ほど作成した image.tar を docker 側にインポートしてみましょう
docker load を使うと外部の圧縮ファイルなどからイメージをインポートすることができます
- docker load -i ./image.tar
7f5cbd8cc787: Loading layer [==================================================>] 30.43MB/30.43MB
Loaded image: test:latest
動作確認
docker run してイメージがインポートできているか確認しましょう
- docker run --rm test
これで hello と表示されれば OK です
最後に
img で docker ビルドを作成する方法を紹介しました
docker が使えない環境ではこのように img を使ってイメージを作成してから docker 側にインポートする感じになります
docker のインストールが不要なので dind を使えない環境でもイメージを作成することができます
その他
イメージを削除する場合は rm を使います
- img rm test
ビルドに使用した他のイメージは du コマンドで確認できます
- img du
WARN[0000] using host network as the default
ID RECLAIMABLE SIZE DESCRIPTION
lqwt4dvz2iz7yo3jmn72tlbvr* true 4KiB local source for context
oe3gzrgb1xaev7d7r9fn5uk1m* true 4.056KiB local source for dockerfile
ovuxl5f604pycqhbqie0rswdl true 105.9MiB pulled from docker.io/library/ubuntu@sha256:20fa2d...
Reclaimable: 105.9MiB
Total: 105.9MiB
これらを削除したい場合は prune コマンドを使います
- img prune
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