概要
Docker の daemon metrics の機能を使うと簡単に Prometheus と連携することができます
Docker Damon metrics を有効にする方法と Prometheus との連携方法を紹介します
環境
- Ubuntu 16.04
- Prometheus 2.4.2
- docker 18.03.1-ce
Docker Damon metrics の有効化
事前に停止が必要なコンテナは停止しておいてください
- touch /etc/docker/daemon.json
- vim /etc/docker/daemon.json
{
"metrics-addr" : "0.0.0.0:9323",
"experimental" : true
}
- systemctl restart docker
これで 9323 ポートでメトリックが取得できるようになります
念のため netstat -an | grep 9232
などでポートが開いているか確認してください
Prometheus で監視対象を追加する
- vim prometheus.yml
scrape_configs
に以下の job_name
を追加しましょう
scrape_configs:
- job_name: 'worker2_docker'
static_configs:
- targets: ['192.168.100.12:9323']
追記したら Prometheus のコンテナを再起動します
docker restart prometheus
prometheus
の部分は Prometheus のコンテナ名またはコンテナ ID になります
動作確認
Status -> Targets を確認すると監視対象が追加されていると思います
メトリックの名前は daemon_
と swam_
から始まる項目になります
最後に
dockerd の Daemon metrics の機能を使って使って Prometheus と連携してみました
連携自体はかなり簡単に行えます
ただ、Daemon metrics はかなり簡易的な情報しか取得できません
非公式ではありますが cAdvisor と連携する方法があります
cAdvisor の方が確かに各コンテナの情報を取得できるので細かい情報まで確認することができます
今回の方法は docker 公式のページで紹介されている方法なので今後取得できるメトリックの量などが増えるといいなーと思っています
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