ちゃんと資産運用しないといけないと思い 1 年間ほど株の運用をしてみました
独学で株を学びとうとう目標にしていた年間 60 万円の配当金を得ることができるようになりました
ボートフォリオや実際に投資した株式、教訓として紹介したいと思います
証券会社選択
まず株を始めるにあたり証券会社を選択する必要があります
自分はマネックスを選択しました
理由は単純で外国株に投資したかったのでマネックスに決めました (結果的には外国株は購入しませんでした)
とりあえずここで国内株を購入するための口座と外国株を購入するための口座を開設しました
はじめての株購入
正直何をすればいいかさっぱりでした
いろいろとネットで調べてどんな株を買えばいいのか、どれくらい株を買えばいいのかいろいろと調査しました
が、正直調べただけではさっぱり不明だったので、とりあえず購入してみました
一歩踏み出す勇気というか、とりあえず試してみれば分かるだろう精神が自分にはあるのでとにかく購入してみました
このとき購入した株は「7201 日産自動車」で当時の株価は 1057円/1株 でした
これが自分の株投資の第一歩になります
(これも今思えば高すぎる株価だったかなと思います)
ポートフォリオ
株や投資をする上でポートフォリオは非常に重要だと言われています
正直素人の自分には大事さはさっぱりですが見様見真似することも大事なので自分なりのポートフォリオを作成してみました
とは言ってもゴールは「年間 60 万円の配当金」と明確に決めていたのでポートフォリオの作成はそれほど大変ではありませんでした
国内株の投資割合
投資中期の段階での国内株への投資割合は以下の通りです
- 日本たばこ産業 (2914 東証)・・・1800 株 - 2800株
- 日産自動車 (7201 東証)・・・6500 株 - 9500 株
基本は高配当株狙いなので上記のようになっています
今思えば、さすがに投資先が少なさすぎる気はします、、
上限があるのはナンピンです
手数料の罠
株に詳しい方には常識かもしれないですが株を購入したときの最終的に「平均取得単価」として計算されます
調べれば計算方法など詳しく出てきますがすごい簡単に説明すると株を購入時に発生する手数料や消費税を上乗せした金額が実際に購入した金額になります
つまり指値で購入したとしても実際はそれよりも少し上の金額で購入することになります
おそらくこれはマネックスだけではなくすべての証券会社でそうなんだと思います (手数料はいろいろと変わってくると思いますが)
マネックスの場合主に株を購入する方法は「電話」「Web」「スマホ」の 3 種類になります
電話はないとして、当初ブラウザを使って Web サイトから購入していました
で、これが罠だったのですがスマホから購入するほうが手数料が少なくてすみます
※マネックスの手数料の詳細はこちら
当時これを知らず何度か Web サイトから購入してしまい「平均取得単価」を上げる結果になってしまいました
「平均取得単価」が上げると何が問題かというと単純に利益が少なくなるのが問題です (たぶん)
なので手数料も少ないほうが断然お得です
しかも手数料は株の注文ごとにかかるので何度も売り買いすればその都度手数料もかかるのでもったいないです
これに気がついてからは株の注文はすべてマネックスのスマホアプリ「マネックストレーダー株式」から行うようにしました
とは言っても配当金目当ての投資の場合、株の上下はデイトレーダほど気にはしないのであまり気にしなくても良いのかもしれません
はじめての配当金
初めての配当金は 12 月に権利確定日がある JT の配当金でした
1800 株 75 円で円の 135,000円の配当金が出ました
あとは 3/9 月に日産、6 月に再度 JT の配当がありました
金額はそれぞれ以下の通りです
JT
- 2018/12/25 権利付き最終日
- 2019/03/02 配当金入金 (1800 x 75 x 0.79685 ≒ 107,575 円)
- 2019/03/22 配当の食品が到着
- 2019/06/25 権利付き最終日
- 2019/09/02 配当金入金 (2800 x 77 x 0.79685 ≒ 171,801 円)
- 2019/09/28 配当の食品が到着
こんな感じの流れで配当金の入金がありました
マネックスの特定口座に税金 (復興特別所得税) を差し引いた上記金額が入金されました
JT の場合書面での連絡もくれます
基本的には株主総会後に配当金の振り込みと配当商品の発送が行われるっぽいです
営業報告書など書面が来た段階では配当金の入金はされていません
またマネックスからのメールなどでの配当金確定連絡はありませんでした
日産
- 2019/03/26 権利付き最終日
- 2019/06/26 配当入金 (9500 x 28.5 x 0.79685 ≒ 215748 円)
- 2019/09/26 権利付き最終日
- 2019/11/27 配当入金 (8000 x 10 x 0.79685 ≒ 63,748円)
日産は入金と同日に書面での連絡がきました
確定申告
基本は不要です
マネックスで口座を開設する際に特定口座で開発した場合は個別での確定申告は不要になります
基本は特定口座で口座を開設することをオススメします
デイトレーディング
デイトレーディングはほとんどやりませんでした
理由は毎時毎分、株価をチェックするのが難しいからです
あとは単純に株の「読み」に自信がなかったからです
そもそもデイトレーディングは「キャピタルゲイン」による増益を目的にした投資です
自分の場合「インカムゲイン」を目的にした投資方法になります
この 2 つは一長一短かなと思います
詳しくは調べてもらったほうが良いと思いますが個人的な感覚では
- キャピタルゲイン・・・ハイリスク・ハイリターン、利益重視
- インカムゲイン・・・ローリスク・ローリターン、安定重視
かなと思います
ローリスク・ローリターンは少しニュアンスが違う感じもしますが要するにインカムゲインは株のやり取りを毎日のようにしません
基本は長期間 (数年) 株を保有することで配当金を受け取ることを目的にしています
なので、株価が上がろうが下がろうが気にしません (気にしませんと書いていますが当然気にはなります)
ただ、インカムゲインであろうと購入時の株価は安ければ安いほうが良いです
そのために多少の売り買いをして「平均取得単価」を下げるというのはやってもいいかもしれません
配当金生活をやめていざ株を売りたいときには平均取得単価が安いほうが利益が大きく出ます
ナンピン
平均取得単価を下げる方法に「ナンピン」というものがあります
要するに株価が下がったときに買い増しすることで購入時の株価の平均値を下げるという方法です
ナンピンはあまり良いイメージがないと思われがちです
確かにそうかもしれませんが、インカムゲイン目的の投資であれば仕方ないかなと思います
配当金自体は長期間持ち続けなくても得ることができます
配当金確定日というものが存在しておりそれまでに 1 株でも持っていれば受け取ることができます
ただ、配当確定日に近づけば近づくほど株価は上昇しがちです
なのでギリギリで購入するのは大変なので、事前に購入しておいてそれを保持し続けるほうが安定する場合もあります
そうなると株も必然的に塩漬け状態になりナンピンもありかなと思えてきます
平均取得単価を下げるのが目的で一度株を売るという手もあります
売った上で再度買い戻しすれば平均取得単価を下げることができます
しかし売る価格を利確まで待つと再度購入するときに株価の下落を待たなければなりません
当然ですが株価が急落する保証などないので、そういう方向から考えてもインカムゲイン目的で購入した株は長期間保有したほうが (精神的にも) 良いかなと思っています
もちろん投資金額に余裕があるのであればナンピンもありですし、保有株数が増えたほうが配当金も増えるので、それに越したことはありません
終値、始値は関係ない
例えば前日 1000 円で終了して翌日 1000 円から開始されるということはほぼありえません
理由は株価の値の決定方法によるものなので詳しくはネットで調べてください
なので配当を確定した翌日に終値付近で売りたくても始値が決定しないことには売れないのです
おまけ: 日産ショック
2018/11/20 に起きた金融商品取引法違反 (有価証券報告書の虚偽記載) の疑いによるカルロスゴーン会長の逮捕による日産株の急落です
自分ももろに影響を受けました
一時 800 円あたりまで株価が落ち含み損も数 100 万まで膨れ上がりました
しかし 1 年持ち続けてみると一応元の株価に戻ってきました
個人的な見解ですが内部告発による問題だったのと日産株自体もともと配当金が強い株だったのもあり急落したときに売りと同じくらい買いもあったのだと思います
正直一時はかなり焦りましたが今は元の株価に戻ったので安心していますがかなり怖いニュースでした
加えて 2018/10-11 はアップルショックなども重なりダウおよび日経平均もかなり軟調に推移していたのでこの時期に株を始めた人はかなりつらいスタートになったんじゃないかなと思います
おまけ: 2018 年末大暴落
2018/12 に発表があった FOMC の利上げ時にパウエル議長の発表を皮切りに世界経済の減速が懸念され暴落が起きました
かなりの暴落でここでも保有株は 10-20% ほど下落しました
また 2019 年の配当は 28.5 から 10 にまで減りました
純利益がかなり減ったのでしかたないのは仕方ないですが、頑張ってほしいです
最後に
この記事は 1 年前から執筆を開始してようやく公開にこぎつけました
そしてこの記事は実はこの「最後に」から記載しています
というのも目標の 60 万円というのは執筆時点で決定していたのでゴールは先に書けるということで結末から記載しました
なのでこの記事が世の中に出回っているということは目標を達成できているということになります
正直やってみて辛かったです
配当金目当ての長期投資とは言え含み損が膨れ上がったときは精神的に参っていたと思います
配当金の場合基本的には年に 2 回しか受け取ることができないので、それも辛い点かなと思います
FX のスワップポイントなどは毎日もらえるので精神的にも FX のほうが安定するような気がします
現在も株は保有していますが別の投資もやってみたいので利益が出たところで売ってしまうかもしれないし、やっぱり保有し続けて配当金をもらい続けるかもしれません
最後にあくまでもこの記事は自分の体験談になります
この方法で必ずしも利益が出る保証はありません
株への投資はご自身の責任で計画的に行うようにしてください