概要
RaspberryPi に cups をインストールしてプリンタを制御してみました
更に samba と連携して Mac や Windows からも使えるようにプリンタサーバ化してみました
環境
- RaspberryPi 8.0 (Jessie)
- cups 1.7.5
- samba 2:4.2.10
- プリンタ EPSON_PX-404A
cups のインストール
- sudo apt-get install cups
- sudo cp /etc/cups/cupsd.conf{,.back}
- sudo vim /etc/cups/cupsd.conf
以下になるように設定します
16c16
< Listen 631
---
> Listen localhost:631
32d31
< Allow @Local
38d36
< Allow @Local
46d43
< Allow @Local
- sudo usermod -a -G lpadmin pi
- sudo service cups restart
プリンタの追加
ここから GUI で制御します
RPi にはこの段階で接続して OK です
- https://192.168.179.8:631/ にアクセス
- 管理タブ -> プリンタ -> プリンタの追加
- 「ローカルプリンター」の項目で接続されたプリンタを選択
- EPSON PX-404A
- 続けるを選択
- このプリンターを共有する にチェックを入れる
- 続けるを選択
- モデルは「EPSON PX 401A」を選択 ( 404A がないので )
- プリンタの追加
- プリンタタブ -> 追加したプリンタを選択 -> テストページの印刷をプルダウンから選択
でテストページが印刷できれば OK
これで RPi から cups でプリンタを制御できるようになりました
このあとはプリンタサーバ化して Mac や Windows からも印刷できるようにします
samba でプリンタサーバ化
- sudo apt-get -y update
- sudo apt-get -y install samba
- sudo service smbd restart
/etc/samba/smb.conf
は特に編集しなくても問題なかったので今回は特に編集していません
これで Mac からプリンタを追加することができます
システム環境設定 -> プリンタとスキャナ -> 「+」ボタン -> デフォルト -> 追加
で追加できれば Cmd + p で印刷すればプリンタを選択することができます
同じような Windows でも追加すれば OK です
最後に
RaspberryPi からプリンタを制御できるようにして、更にプリンタサーバ化することで Mac や Windows からも使えるようにしてみました
安いプリンタや古いプリンタはネットワーク機能がないので、あったら結構便利かなと思います
Tips
プリンタに溜まったジョブを確認する方法は lpstat というコマンドを使います
ジョブがいくつあるか確認したい場合は
- lpstat -o
EPSON_PX-404A-5 hawksnowlog 774144 Fri 22 Jul 2016 18:27:45 JST
でジョブの数だけ行が出力されるので wc -l と組み合わせるとジョブの数を確認できます
lpstat はジョブの数以外にプリンタの状態なども確認することができます
また、これは RaspberryPi 上に溜まっているジョブの数になります
プリンタ自体に溜まっているジョブは別なので注意してください
0 件のコメント:
コメントを投稿