概要
AltStore + UTM で試してみました
JIT が使えないと恐ろしく遅いので JIT を有効化してから UTM を起動します
環境
- iPhone14 (iOS 18.0.1)
- macOS 15.0.1
- AltServer 1.7.2
- UTM (install via AltStore)
- Python 3.9.6 (system installed)
- Ubuntu 24.04 LTS
pymobiledevice3 のインストール
- pyenv global system
-
python3 -m pip install -U pymobiledevice3==2.30.0
-
python3 -m pip install -U construct==2.10.69
-
python3 -m pip install -U qh3==0.15.1
iPhone と Mac の有線接続
今のところ JIT の有効化は有線のみサポートしているようです
JIT の有効化
AltServer を起動し有効にします
AltServer -> Enable JIT -> iPhone -> UTM
有効にできると以下のようなメッセージが出てきます
また権限を許可するダイアログが途中で表示されるので許可します
Ubuntu イメージのダウンロード
Ubuntu の iso イメージをダウンロードします
Ubuntu の公式から iPhone でダウンロードします
ファイル名は ubuntu-24.04.1-live-server-amd64.iso でファイルサイズは約2.5GB でした
UTM の起動とエミュレートの作成
UTM アプリを起動します
iPhone には Linux カーネルがなくVM は作成できないのでエミュレートで追加します
- 左上プラスボタン
- エミュレート
- Linux
- カーネルイメージから起動 -> オフ
- 起動 ISO イメージ -> 選択 -> ubuntu-24.04.1-live-server-amd64.iso を選択
- iso は Safari でダウンロードした場合は iCloud 内にあります
- マシン設定
- アーキテクチャ -> ARM64
- システム -> Standard PC (q35)
- メモリ -> 512MiB
- CPU コア数 -> 4
- ディスクサイズ -> 8GB
- 共有ディレクトリ -> なし
Ubuntu 起動
あとは一覧から起動するだけです
事前に Bluetooth キーボードなどを設定しておくと操作が楽になります
「Display output is not active」が表示されますがしばらくすると起動するので待っていれば OK です
cloud-init の実行が完了すると以下のように Ubuntu のインストールが開始されます
最後に
AltServer の JIT 機能を使って iPhone 上で Ubuntu をエミューレートしてみました
JIT を使えば動かないことはないですがかなり遅い感じはします
また作業中はかなり iPhone が熱くなるので注意が必要です
もっと軽量でインストール不要の OS ならサクサク動くかもしれません
あとは iPhone14 ではなく iPhone15 や Pro Max などスペックの高い iPhone なら動くかもしれません
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